注文住宅ではさまざまな仕様を決めなければいけません。部屋の大きさやデザインをはじめ、キッチンやお風呂などの住宅設備も決めていきます。しかし収納位置など、細かな仕様もお客様の方で決めていただきます。もちろん建築会社からも提案がありますが、最終的な判断はお客様です。そのため建築会社の方の提案だけを鵜呑みにしていると「収納が足りなかった」「もっとスペースを大きくしておけばよかった」ということにもなりかねないでしょう。もちろん建築会社はプロであるため、これまでの経験に基づいて設計します。しかし仕様はお客様それぞれ考えが異なるため、どれが正解ということはありません。そのため事前にどのような仕様があるのか理解しておくことをおすすめします。そこで今回は、新築住宅の間取りに欠かせない仕様ランキングを紹介します。重要なポイントと注意点も紹介するので、これから注文住宅の建築を検討している方はぜひ検討してください。
【一戸建ての間取り】人気ランキング
はじめに、戸建て住宅に人気の仕様を16個紹介します。全て取り入れてしまうと、建築予算がオーバーしたり、部屋全体が狭くなり圧迫感のある住宅となったりしてしまいます。そのため16個の項目でどれを取り入れるか決めておくと良いでしょう。
人気の間取り1:クローゼット
もはや家に住むうえで必需品と言えるのはクローゼット。以前はタンスが主流でしたが、近年ではタンスを利用している方も減り、特に若い世代からの需要は低い傾向にあります。その代わりとして使われるのがクローゼット。小さいサイズのものから大きいサイズのものまで幅広くあり、各部屋に設置するのが一般的です。住宅は生活していく度に荷物が増えていくものです。そのため事前にどれくらいのクローゼットが必要となるかが間取りを考える時のポイントになります。
人気の間取り2:ファミリークローゼット
ファミリークローゼットはクローゼットより大きめのサイズであり、たくさんの収納ができるスペースの事を指します。ご夫婦の洋服を収納したり、普段使わない物をしまったりすることができます。クローゼットは夫婦で分けるタイプのものもあれば、一つにまとめるタイプもあります。夫婦で分けた場合、2か所に設置することになるため、よりスペースを使うことになりますが、ファミリークローゼットであれば一つに済ませることが可能です。
人気の間取り3:ウォークインクローゼット
ウォークインクローゼットはクローゼットの拡大版です。ファミリークローゼットとの違いはほとんどなく、明確な定義もありません。とはいえ、一般的に使われる用語はウォークインクローゼットです。今では戸建て住宅だけでなく、賃貸住宅にも必需品と言われています。さらにウォークインクローゼットには以下の4種類あり、それぞれ使いやすさが異なります。
● I型:片側の壁のみに収納が設置されているタイプです。ウォークインクローゼットの中では最も小さいです。
● II型:スペース両側の壁に収納が設置されているタイプ。真ん中が通路になっています。
● L字型:片側と奥の壁に収納が設置されているタイプ。名前の通りL型のデザインであるため、部屋の形に合わせて施工されることが多いです。
● コの字型:スペース両側と奥の壁全面に収納が設置されているタイプです。クローゼット自体は正方形のような形をしているため、他の部屋の形がいびつになることが少ないです。
ウォークインクローゼットを取り入れる際は、取り付ける部屋の形やデザインに合わせて決めていきましょう。
人気の間取り4:対面キッチン
対面キッチンは「ダイニング」「リビング」が見れるタイプのキッチンで、カウンターキッチンとも呼ばれています。近年では最も人気のあるキッチンで、料理をしながらリビングで遊んでいる子供の様子を伺えたり、テレビを見ることも可能です。さらにカウンターで子供が勉強する様子をみたり、パソコンを置いて作業したりすることもできます。一方でリビングまで料理のにおいが届いてしまったり、料理中の音がリビングまで届いてしまい、テレビの音が聞こえないという場合もあります。とはいえ、コミュニケーションが取れる環境となるため、家族団らんを好む方にはおすすめです。キッチンにはさまざまな形があるので、ぜひ他の種類と見比べてから選ぶようにしてください。
⇒ キッチンについてのお役立ち情報
人気の間取り5:パントリー
パントリーとはキッチン横に食材や普段使わない家電などを置くスペースのことを指します。海外の住宅ではよく設置されており、近年では日本でも人気が高いです。生ものや冷蔵が必要な食材は冷蔵庫で保管できますが、果物や野菜のうち、冷蔵しないものを置くスペースに困ってしまいます。しかしパントリーがあれば、うまく収納できることから需要が高くなりました。ただし、キッチン横にスペースを設けることになるため、他の部屋やキッチンが狭くなる可能性もあります。予算を費やせばいくらでも広くすることはできますが、ローンの限度額などもあるため慎重に考慮しましょう。とはいえ主婦層からの指示が高いため、ぜひ検討してみてください。
人気の間取り6:和室
和室と聞くと「少し古く感じる」「実際使うのか?」と疑問に思う方もいらっしゃいますが、やはり人気の高い部屋です。近年ではおしゃれな和室も多く、部屋のデザインに合わせた間取りが多いです。また畳であれば、リビングなどの床材よりクッション性が高いため、子供が遊んでいるときに転んでもケガする可能性は低くなります。さらにお昼寝するにはベストなスペース。床で寝ると体が痛くなりますが、畳であれば多少やわらかいうえ、い草の香りに癒されます。また来客者を迎え入れる場所としても利用できるため、実用性の高い空間です。
人気の間取り7:吹き抜けリビング
リビングの上に2階を設けず、天井を吹き抜けにしたデザインは近年人気が高いです。開放感があり、さらに大きな窓を設置できるため、日あたりが良い家にすることができます。さらに2階にいる子供を呼ぶときも、わざわざ階段を上る必要もなくなり、リビングから声をかけるだけで済むメリットがあります。一方で、2階部分の部屋が少なくなるため、ある程度敷地の面積が必要となります。また、エアコンなどを取り付けても効き目が弱くなってしまうため、高性能なエアコンやZEHなどの住宅にした方が良いことから、建築コストが割高となってしまう可能性もあるでしょう。とはいえ2階部分の居住面積が減るため、建築費用はプラスマイナス0になるかもしれません。もちろん建築会社によって異なるため、相談しながら決めていきましょう。
人気の間取り8:リビング階段
リビングに階段を設けるメリットは以下の4つが挙げられます。
1. インテリアのひとつにもなる
2. 子供が帰ってきた時リビングにいる家族と顔を合わせられる
3. 暖かいリビングから寒い廊下に出る必要がなくなる
4. 吹き抜けとの相性が良い
リビング階段は見栄えだけでなく、家族とのコミュニケーションが取れるようになります。一方で、デメリットも存在します。
1. 思春期の子供が家族と顔を合わせたくないとき、ストレスを感じる
2. リビングの声が2階へ聞こえやすい
リビング階段にはメリットだけでなく、デメリットも存在します。そのため取り入れる際は将来性も踏まえ、慎重に検討して下さい。
人気の間取り9:ランドリールーム
ランドリールームは洗濯機横に設ける部屋のことです。洗剤やタオルなどを収納できるうえに、洗濯ものを干すことも可能です。外では下着などが干せないですが、ランドリールームであれば、他の人に洗濯物を見られることはありません。さらに砂埃や黄砂、PM2.5などが衣類に付着する心配性がなくなるメリットがあります。ただし部屋干しということになるため、窓を設置して日あたりを取り入れる必要があります。建物の北側に配置すると日が当たらず乾かないという現象も起きるため、設置場所は十分検討しなければいけません。またランドリールームを設ける場合は、他の部屋にも干渉してしてしまいます。設置したあまり、他の居室が狭くなってしまったという事例もあるため、バランスを考慮して間取りを検討するようにしましょう。
人気の間取り10:独立洗面所
独立洗面所は今では必需品とされています。朝に顔を洗う場所、歯磨きする場所として利用します。一般的にはお風呂の隣の脱衣所に設けるケースが多いですが、近年では1口だけでなく2口を取り付け、朝の準備時に混まないようにしている家庭も多いです。さらにファミリータイプの賃貸住宅やマンションにも取り入れられているため、ぜひ検討してみてください。ただし2口となると横幅のスペースが大きくなります。そのため建築会社の方と相談して決めましょう。
人気の間取り11:ワークスペース
ワークスペースは子供が勉強する場所、在宅ワークする場所として利用します。近年では新型コロナウイルスの影響で在宅ワークをする方が増えてきました。またフリーランスなどの方が、自宅でパソコン1台で仕事をしている方も多くいらっしゃいます。そのため、ワークスペースは人気が高い傾向にあります。子供が勉強している様子を見ながら家事をしたい人は、リビングやキッチンから見える場所に設計しなければいけません。一方家庭内での音が気になって仕事できなくなるという方は、リビングなどから離れた場所に設置する必要があります。ご夫婦でどのような用途で使用するかを事前に決めておくと、その内容に基づいて建築会社が提案してくれるでしょう。
人気の間取り12:ロフト・小屋裏収納
自宅の屋根裏はデッドスペースになりがちですが、ロフトや小屋裏収納を取り付けることで、収納スペースができ、最大限に有効活用できます。普段使用しないものを収納してもよいでしょう。クローゼットなどが不足していると感じる方は、設計段階で取り入れるか検討してみてください。
人気の間取り13:土間収納
玄関の土間に収納を設ける家庭も増えています。いわゆるシューズクローゼットと呼ばれる収納です。床は玄関と同じ素材で作るため、ある程度土がついた状態でもおくことができます。キャンプ用品やゴルフバッグ、ベビーカーや子供のおもちゃなどを置きたい方にはおすすめです。
人気の間取り14:階段下の収納
階段下も収納スペースのひとつとなります。階段下はデッドスペースになりがちですが、物を置くことも可能です。ただしスケルトンな階段や、蹴込板がない階段だと物が見えてしまうため、階段のデザインに合わせて検討してみてください。
人気の間取り15:廊下の収納
廊下の壁に収納を設け、掃除機や日用品をしまうことができるスペースです。廊下の収納は部屋全体の間取りを決めてから設置するか検討しましょう。先に決めておくと、他の部屋が小さくなる可能性もあるからです。
人気の間取り16:床下収納
床下収納もデッドスペースを活用した収納です。基礎や配管などに干渉しない場所であればどこでも設置可能です。一般的にはキッチンに取り付けることが多いですが、収納が十分というのであれば、他の所に設置しても問題ありません。ただし収納の扉を設置すると、多少凹凸が生まれてしまうため、カーペットなどを上に敷く場所がおすすめです。
【一戸建ての間取り】新築住宅で失敗しないおすすめポイント
続いては新築住宅を設計する際のポイントを紹介します。先ほどは16個の仕様について紹介しましたが、ここでは間取りを決めるポイントや手順、予算などの観点について解説します。
部屋の大きさから決めていく
住宅の間取りを決めていくときは部屋の大きさと数から決めていきましょう。例えば4人家族であれば、リビングと寝室、子供部屋2つが必要となり、4LDKもしくは5LDKのサイズとなります。さらに各部屋の大きさを決めておくことで、全体的な間取りのベースが完成します。部屋は大きい方が使い勝手は良いですが、敷地面積や予算の兼ね合いによって各家庭異なります。そのためベースとなる部屋の数と大きさを決めた後、少しずつ修正していきましょう。
生活動線を考慮する
部屋の配置が決まった後は、生活動線を考慮してみましょう。間取りを決めたものの、「各部屋への行き来が面倒だった」という意見も多いです。そのため、間取りを決めた後は、洗濯物を干すまでの動線や、玄関から手を洗うための洗面所までの行き来などをイメージしてみてください。
収納スペースの確認
本記事でもお話しているとおり、たくさんの収納があります。後で収納が足りなかったということにもならないためにも、事前に考慮しておくことが大切です。一見収納スペースは各部屋に一つと考える方も多いですが、少し多いと感じるほどがよいでしょう。とはいえ部屋の大きさにも影響を及ぼすため、床下収納や小屋裏収納などの工夫も大切です。
日当たりは良好であるかをチェックする
住宅において日当たりは重要です。太陽の光を浴びないと体調を崩してしまう方も多いです。また家全体が暗い環境となり、自然と家庭環境へも影響を及ぼしてしまう可能性もあります。明るい家庭を築くのであれば、家の明るさは重要と認識しておきましょう。一般的には南側にリビング等を設け、日を取り入れます。しかし南側に大きな建物が建っている場合、東向き、西向きに建築する方もいらっしゃいます。ぜひ建築会社の方と相談して決めて行きましょう。
優先順位をきめておく
注文住宅の間取りの打ち合わせをする際は、優先順位を決めておきましょう。決める項目が多いだけでなく、さまざまなオプションがあります。「あれも良い・これも良い」となると建築費用が高くなり、結果として住宅ローンの借入限度額をオーバーしてしまうかもしれません。結果一から建築会社の方と間取りを決めなおさなければいけず、時間と労力を費やしてしまうでしょう。しかし優先順位を決めてしまえば、譲れないところと妥協するところが明確となり、費用を考慮しながら決めていけます。そのため夫婦で家族会議を行って優先順位を決めておきましょう。
時短・コミュニケーション・デザインからコンセプトを決める
家の間取りを決める際は以下の三つのコンセプトから決めても良いです。
時短・・・出勤準備や家事が行いやすい間取り
コミュニケーション・・・家族との会話が増える間取り
デザイン・・・見た目がおしゃれな間取り
もちろんバランスを考慮した間取りでも問題ありません。しかし全てをクリアした住宅を作り上げるのは難しいところもあります。とはいえ、せっかくのマイホームですので、建築会社の方と相談して決めましょう。
真似だけをしない
雑誌を見るとおしゃれな住宅はたくさんあります。しかし真似をして設計すると予想以上の金額にもなりかねません。なぜなら建築会社によって金額は大きく異なるからです。雑誌では3,000万円の工事費と記載されていても、違う会社で見積もりを取ったら4,000万円したというケースは良くあることです。そのため真似だけをせず、気に入った箇所だけを取り入れるようにしましょう。
オプションをつけすぎない
住宅の打ち合わせを進めていくと、気持ちばかりが先行してオプションばかりを取り入れてしまいがちです。しかし本当に必要かどうか判断しましょう。オプションをつけたけど結局使わなかったということは良くあります。お金がかかることなので慎重に判断してください。
何度も図面をチェックする
契約前に何度も図面をチェックしましょう。契約した後は基本的に図面の変更はできません。軽微な変更であれば可能ですが、「リビングを大きくしたい」「洋室の場所を変えたい」というのはできません。そのため契約前に建築会社から図面の説明を受け、納得いく間取りであるか確認してください。
【一戸建ての間取り】新築住宅によくある失敗例
最後に新築住宅の失敗例を紹介します。
使わないものが多かった
先ほどのポイントでもお伝えした通り、オプションをつけたけど使わなかったという失敗例です。失敗例の一例をあげると以下のような内容が挙げられます。
● お風呂をジャグジーにしたけど、使ったのは数回程度。しかしオプション費用は数十万円にも及んで失敗した。
● シアタールームとして防音室を作ってみたけど、暑くなりやすく長く居られない。
● ハイグレードなキッチンにしたけど使い方がわからない
● 冬場に備えて床暖房を取り入れたけど、エアコンで十分だった
上記の他にもたくさんの失敗例が挙げられます。結局使わないというのは費用の無駄になってしまいますので、本当に必要か検討してみましょう。悩んでいる方がいれば、建築会社の方へ「必要だと思いますか?」と聞いてください。良心的な立場で回答してくれるはずです。
家具のレイアウトを考慮していなかったため、部屋が狭い
リビングの間取りを決めたものの、テーブルやソファーを配置したら部屋が狭く感じた失敗例です。特に多い失敗例は、今住んでいる賃貸住宅のリビングが12帖だったため、14帖とちょっとだけ大きくしたケースです。戸建て住宅に住まれる方は、自然と家具も大きくなりがちです。例えば二人掛けソファーを使っていたが、3人掛けソファーにしたり、L型のソファーに変えるケースです。もちろんソファーが大きくなると、リビングも大きくしなければいけません。さらにソファーに合うテーブルなども配置することになる方も多いため、結果としてリビングが狭く感じてしまいます。そのため事前にどれくらいの大きさの家具を配置するかを決めてから部屋の大きさを考慮しましょう。事前に決めておくと、狭く感じないだけでなく、日常的に歩く時にぶつからないなどのメリットもあります。また寝室などのベッドも同様なので、ぜひレイアウトを考慮して間取りを決めておきましょう。
収納が足りない
こちらも戸建て住宅の失敗例でよく挙げられます。何度もお伝えしておりますが、生活していくと荷物が増え、収納が足りないという現象がおきます。さらに物を捨てられないタイプの方は、荷物がクローゼットなどに収まりきらないため、部屋に置きっぱなしとなってしまいます。もちろん見栄えが悪くなり、来客があった際は急いで片付けなければいけません。そのため多すぎると思えるくらい収納スペースを設けておきましょう。なお、自動車のタイヤや外で作業するものは物置でも対応できるため、後付けで取り付けることも可能です。
外からの視線を考慮していなかった
建物の間取りばかりに意識が行ってしまい、外構工事の費用を考慮しておらず、外から丸見えになる住宅を建築してしまった失敗例です。外構工事は建築会社とは別に、外構工事会社と契約するケースが多いです。もちろん建築会社の方で請け負う場合もありますが、企業によって異なります。そのため住宅以外の費用を忘れてしまう方もいらっしゃいます。家を建築する際は、目隠しフェンスや植栽などを植えて、外部から自宅が見えないようにするのが好ましいとされているため、事前に忘れず予算組するようにしましょう。
おしゃれさだけを意識して実用性を考慮しなかった
住宅はお金を掛ければいくらでもハイグレードな建物を作ることが可能です。おしゃれな住宅にしたいと思う方も多いですが、実用性を考慮せず後悔したという方もいらっしゃいます。見栄えは確かに大切ですが、動線などはしっかり考慮しておきましょう。
コンセントが足りなかった
意外と多いのがコンセントの数。設置位置は建築会社の方でベストなプランを提案してくれます。しかし数は各家庭によって異なるため、自分で見極めしなければいけません。特に家電を多く配置するリビングやキッチンなどは注視して数を決めておきましょう。後で追加で取り付けるとなると費用も高くなりますが、新築時の工事であれば大きな金額ではないため、事前に数は検討しておいて下さい。
家族であってもプライバシーは必要だった
家族であってもプライバシーは必要だったという意見も失敗例として挙げられます。開放感ある住宅にしたものの、思春期の子供のプライバシーが守れず、家族間の仲が悪くなったというケースです。家族であってもプライバシーは大切です。部屋にカギをかけるというわけではありませんが、十分な仕切りなどを設けるようにしておいた方が良いです。また1人になりたい時間も確保できるように、家族内でしっかり決めておきましょう。
ペット仕様にしておけばよかった
ペットを飼われている方は、ペット仕様にしておくことをおすすめします。床材を変えたり、クロスの腰壁に見切りを設けたりする方法があります。特に猫などは爪とぎでクロスを傷つけてしまいます。もちろんしつけ次第ですが、住宅が傷んでしまう原因にもなりかねないでしょう。そのためペットを飼われている方は、あらかじめペット仕様を検討してみてください。
まとめ
今回は、新築住宅の間取りに欠かせない仕様ランキングを紹介しました。全部で16個紹介しましたが、全て取り入れると建築費用が高額となります。そのためどれを優先して取り入れるか決めておきましょう。また住宅を建築する際は、部屋の大きさや数を決め、生活動線を考慮した間取りを意識してください。後で使いにくい住宅となったとしても変更できるものではなりません。契約前に納得いく間取りで実用性が高いかしっかり見極めるようにしましょう。
サティスホーム本社営業部長:小林大将
2級建築士と宅地建物取引士の資格を取得後、サティスホームで現場監督を10年経験。携わらせて頂いたお客様は200棟以上。その後、本社営業部長としてお客様の家づくりをお手伝いさせて頂いてます。