住宅には「平屋」「2階建て」「3階建て」があります。その中で平屋はコストが安く人気が高いです。さらに老後になると階段の上り下りが大変となり2階部分は使わなくなることから、平屋で建築される方もいらっしゃいます。とはいえ平屋は2階建てと比べると決して建築数は多くはなく、なかなか見かける回数も少ないと思います。また、各メーカーも2階建てのモデルルームばかりで、実物が見れないケースも少なくないでしょう。そこで今回は平屋の人気プランとおしゃれポイント、注意点を紹介します。最後には平屋のメリット・デメリットも解説するため、これから平屋の住宅を建築する予定の方はぜひ参考にしてください。
【平屋の間取り】人気のプラン8つ
平屋を建築する場合の人気プランを8つ紹介します。
平屋で人気の間取り1:開放感のあるリビング
開放感のあるリビングは平屋の人気プランです。平屋の場合、2階建て住宅と比較すると、1階部分の面積は大きい傾向にあります。同じ延べ床面積の建物を建築するのであれば、以下の通りとなります。
平屋 | 2階建て住宅 |
1階部分の面積:80㎡ | 1階部分の面積:50㎡
2階部分の面積:30㎡ |
そのためよりリビングを大きくとることができ開放的にすることも可能です。もちろん敷地面積や駐車場の台数などにも関係してくるため一概には言えませんが、2階部分の面積がない分、1階の面積に比重を置くことができ、なおかつ費用的にも大きな違いは生じないでしょう。開放的なリビングを作ることができるのが平屋のプランの中で人気となっています。
平屋で人気の間取り2:自分好みのキッチン
とはいえリビングが大きすぎても掃除が大変、テレビまでの距離が遠いという問題も生じます。しかしリビングを少し小さくしてキッチンやダイニングを広くすることも可能です。その結果自分好みのキッチンにすることができます。一般的には対面キッチンが人気です。リビングにいる子供の様子を見ながら料理ができたり、家族とのコミュニケーションが取りやすい特徴があります。しかしより開放的なキッチンにしたい方はアイランドキッチンなどにするケースもあります。スペースの中央にキッチンを取り付けるため、回遊性があり、どこからでもキッチンにいけるメリットがあります。その他にL型のキッチンなどもあります。キッチンにはさまざまな種類がありますが、どれもサイズ感があります。2階建てにすると建物の面積的にキッチンが限られてきますが、平屋であればある程度融通がきくでしょう。キッチンにこだわりたい方は平屋を検討してみてもよいかもしれません。
平屋で人気の間取り3:コの字プラン・ロの字プラン
建物を「コの字」「ロの字」にする間取りです。中央が空いている状態であるため、植栽を植えたり、バーベキューする中庭スペースとしても活用できます。これを2階建てにすると、中央部分に日あたりが入らない可能性が高いです。しかし平屋であれば、光を遮るところもないため、家族団欒する場所としても利用できるでしょう。
平屋で人気の間取り4:リビング中心の間取り
先ほどもお伝えした通り、リビングを大きくし、寝室を小さくする間取りです。部屋が小さいと、どうしても圧迫感を感じ、過ごしにくくなります。そのためリビングを大きくすることで、家族が集まりやすい環境を作ることも可能です。さらに玄関からリビングを経由しないと各部屋にいけなくなる間取りにすると、必ず家族と顔を合わせることができます。コミュニケーションを大事にしたい方にはおすすめの間取りプランです。
平屋で人気の間取り5:収納スペースを大事にした
2階建てであれば、小屋裏・階段下収納などを取り付け、デッドスペースを収納スペースにすることが可能です。平屋の場合、どうしても収納スペースは少なくなりがちですが、他の部屋を少し小さくしてでも、収納スペースは大事にすることをおすすめします。
平屋で人気の間取り6:北側玄関
北側に玄関を設けると、南側に最大限部屋を設計でき、日当たり良好な平屋となります。さらに北側にお風呂やトイレなどの水回りを配置すれば、リビングや寝室、洋室をすべて南側に配置することも可能です。長方形のような形となるため、敷地の形状に左右されますが、北側玄関は住宅において最もベターな間取りです。ぜひ検討してみてください。
平屋で人気の間取り7:ガレージ付き平屋
ガレージと平屋が一体型になっているプランです。ガレージから家の中に入れるため、雨に濡れることはありません。ただし、費用が割高になるうえ、相当の敷地面積が必要となる可能性もあります。さらに車の音が平屋の方まで届いてしまう場合もあるでしょう。とはいえ平屋とガレージを一体型にした方が、別々で建築するより安くなる可能性もあります。車好きの方は建築会社の方と相談しながら検討しましょう。
平屋で人気の間取り8:広々とした玄関
どの住宅でも同じですが、玄関が広いと開放感があり、なおかつ高級感を引き立てることができます。玄関は家の中の第一印象。玄関が狭いと建物も狭く感じるものです。またおしゃれで高級感あるデザインにすることで、見栄えも向上するでしょう。平屋は2階建てと比べるとコストは安くなりますが、玄関次第では高級に見せることも可能です。
【平屋の間取り】おしゃれにする4つのポイント
ここでは平屋の間取りでおしゃれにする4つのポイントを紹介します。
外壁・外構でインパクトを与える
2階建てや3階建て住宅と異なり、平屋は高さがないため、コンパクトに見えてしまいます。コンパクトに見えるということは、建物の印象が薄くなってしまいます。どんなに大きい平屋であっても、奥行きなどは分かりにくいです。そのため外壁や外構でインパクトのある仕様にすることでおしゃれさを引き立てることができます。とはいえ派手な外壁色にするのではなく、高級感ある色合いで統一することや、外構に照明を取り付けるなどの工夫が挙げられます。もちろんお客様のおしゃれ具合はそれぞれ異なるため、好みに合わせて検討してみてください。
室内と庭を繋ぐウッドデッキ
ウッドデッキは室内から外に出られる場所として人気です。外で食事やバーベキューなどをする場所として利用している方も多いです。庭で食事をするより、キッチンまでの動線がラクになるでしょう。また「子供を外で遊ばせたいけど公園まで遠い」「庭で遊ぶと泥だらけになってしまう」という問題点が挙げられる中、ウッドデッキで遊ばせることも可能です。ただし劣化していくとささくれなどが発生し、ケガに繋がる可能性も高いため、定期的なメンテナンスは必要です。
天窓を設置して明かりをたくさん取り入れる
平屋であれば天窓を設置して明かりをたくさん取ることができます。2階建ての場合、2階部分にしか明かりを取ることはできませんが、平屋であれば好きな場所に取り入れることができます。さらにリビングであれば、横と上に窓を設置できるので、明るい空間にすることが可能です。とはいえ夏場は日あたりが強くなるため暑くなりがちです。UV対策ができている窓などを取り入れて対処しましょう。
屋根形状も一つのおしゃれポイント
2階建てや3階建ての住宅の場合、屋根は見えないところにありますが、平屋の場合は見えます。平屋では片流れ屋根が多く採用されていますが、角度をつけることで家を大きく見せることも可能です。さらに屋根が高い方の部屋にはロフトなどを設置することも可能です。また吹き抜けのようなデザインにすることもできるため、屋根形状もしっかり検討しましょう。
人気の平屋、間取り選びの注意点は?
ここでは平屋の間取り選びをする際の注意点を紹介します。
建ぺい率と敷地面積を考慮しておこう
平屋を建築する際は、敷地面積が重要となります。建物を建築する際は建ぺい率という法律を守らなければいけません。建ぺい率は敷地面積に対して建築できる面積の事を指します。建ぺい率は40%〜80%とされていますが、各土地によって異なります。一般的には住宅街であれば40%〜60%となりますが、敷地面積が小さいと平屋が建築できない場合も多いです。例えば4LDKの70㎡の平屋を建築する場合、建ぺい率が40%であれば、「70㎡÷40%=175㎡」以上の敷地面積が必要になるということです。そのため土地を購入して平屋を建築する方は、土地の建ぺい率と敷地面積を確認することをおすすめします。とはいえ、購入予定地の建ぺい率が何%であるか分からないと思うので、建築会社の方に相談しながら土地探しをしていきましょう。
駐車場も加味する
駐車場の大きさは1台当たり、12.5㎡が必要です。横幅2.5m・奥行き5mとなります。2台並べて駐車する場合、横幅5m・奥行き10mが必要となります。駐車場の幅を考えずに建物ばかりを決めてしまうと、後で「車を止めるスペースがない」ということにもつながりかねません。必ず駐車場レイアウトも考慮しながら間取りを決めていきましょう。
南側の建物に注意
南側に建物が建っていると日当たりが悪くなってしまいます。どの住宅でも該当しますが、平屋の場合、南側に2階建て住宅が建っているだけでも日当たりが悪くなる可能性が高いです。対処方法としては「南側道路の土地で建築する」「南側の敷地から建物の配置場所まで離す」の2パターンしかありません。これから土地を購入する人は、土地選びの際、南側道路の土地を探すようにしてください。既に土地が決まっている人は、南側の敷地から離すように建物を建築しましょう。とはいえ敷地の形状や奥行きなどによって離せる範囲もあるかと思います。どうしても日当たりが考慮できない場合は、2階建てで建築することも考えた方が良いかもしれません。
コストを重視する場合は正方形や長方形にする
平屋の魅力は建築費用が安い点です。コストを重視するのであれば、正方形や長方形など、まとまった形にしましょう。変形した建物にすると、構造躯体が変わったり、特殊な梁や柱などの施工範囲が増えることにもつながりかねません。例え同じ面積であっても費用が数百万円変わったケースも多いです。そのためコスト優先で平屋を建築する方は、施工しやすい正方形や長方形で間取りを決めてください。
平屋の廊下
平屋を建築する際、廊下を極力減らすことで、部屋を大きくすることが可能です。玄関からリビングを経由し、各部屋に行く間取りであれば、廊下は不要です。間取りとしては廊下部分を減らし、リビングや寝室などの部屋を大きくした方が使い勝手が良いとされています。とはいえ廊下がなく、リビングを経由するプランにすると、子供が思春期の時、必ず家族と顔を合わせなければいけないという懸念が生じます。大人であれば気にしませんが、「思春期の子供は親の顔を見たくない」という場合もあるでしょう。結果家族間の関係が悪化することにもなりかねないため、各部屋を廊下で仕切るのかは慎重に検討してください。
憧れの平屋のメリット・デメリット
最後に平屋に関するメリット・デメリットを紹介します。平屋には良い点だけでなく、不都合な点もあります。双方を理解したうえで検討してください。
平屋のメリット1:コストを抑えられる
平屋は2階建てや3階建てと比較すると、コストを抑えることができます。コストを計算する時は坪単価を用います。坪単価とは、本体価格から延べ床面積を割り返した数値であり、建築業界で用いられます。坪単価が高いということは、本体価格が高くなることを意味します。例えば「平屋」と「2階建て住宅」「3階建て住宅」の坪単価を工務店、中堅メーカー、大手で比較すると以下の表の通りとなります。
工務店 | 中堅メーカー | 大手ハウスメーカー | |
平屋 | 45万円~50万円前後 | 55万円~60万円 | 70万円~90万円 |
2階建て住宅 | 40万円~50万円 | 50万円前後 | 60万円前後 |
3階建て住宅 | 60万円前後 | 65万円~70万円 | 90万円~110万円 |
上記を見てわかる通り、平屋は2階建てより多少高くなります。しかし一般的には延べ床面積が小さくなるため、コストを抑えることができます。なおかつ工務店であればさらに費用を抑えて建築することが可能です。とはいえ建築会社によって坪単価は異なります。また地方によっても価格はことなるため、上記の表は目安としてください。
平屋のメリット2:バリアフリーに最適
平屋は2階に行く階段がないため、バリアフリーに適しています。また2階建てと比べると横幅も広くとれるため、車いすが通れる廊下などの設計も可能です。もちろん敷地の大きさに関係してくるため一概には言えません。しかし平屋を建築される方の多くは、ある程度の敷地面積に計画されるため、バリアフリー対策も可能でしょう。また2階は将来的に物置となることが多いです。特に子供部屋は子供が家を出ていくと使用しなくなります。また老後は階段の上り下りも大変になるので、結果使わなくなることがほとんどです。
平屋のメリット3:天井を高くできる
2階建てや3階建ての場合、北側斜線制限や道路斜線制限の兼ね合いで天井が高くできない場合があります。しかし平屋であれば基本的に上記の制限は免れるため、天井を高くすることが可能です。一般的に天井までの高さは2.4mです。しかしハイスタッドとして2.6mにすることもできます。たった0.2mかと思われますが、非常に開放感を感じることができます。敷地面積的に建物を大きくできなくても、高さを調整することができる点は平屋のメリットの一つです。ただし費用が高くなってしまうため、見積もりを取ってから検討してください。
平屋のメリット4:修繕費用が安い
外壁塗装や屋根の修理をする際、2階建ての場合は足場を組まなければいけません。多くの方は「梯子でよいのでは?」と思うかもしれませんが、危険性が非常に高いです。万が一事故が発生したら、家主の方も嫌でしょう。しかし平屋であれば簡単に登れます。そのため足場代金がかかることはありません。足場代金は2階建ての場合数十万円します。さらに大きい住宅であれば100万円を超えることもよくありますが、平屋であれば0円で済ませることが可能です。
平屋のメリット5:地震の揺れに強い
建物は高層階になるほど地震の揺れが大きくなります。高層ビルや高層マンションが大きく揺れている映像を見たことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。平屋は1階建てであるため地震に対して強いです。揺れを抑えることができるため、建物への損傷が少ない傾向にあります。実際に東日本大震災では、平屋が全壊したという建物はほとんどありませんでした。とはいえ家具などの倒壊は免れないため、ある程度対策を取っておいてください。
平屋のメリット6:光熱費を抑えることもできる
2階部分がないため、冷暖房率を抑えることができ、光熱費も安くなるメリットがあります。1階部分に集約できるため、場合によってはリビングのエアコン1台で全ての部屋まで冷暖房が行き届くこともあります。もちろん大きい平屋であれば、各部屋にエアコンは必須となりますが、2階部分がない以上、効率性は高くなるでしょう。
平屋のメリット7:回遊性が高い
回遊性とは、各部屋への行き来や生活動線のことです。例えば2階建ての場合、子供の洋服を2階の子供部屋までもっていかなければいけません。さらに2階の寝室から階段を降り、1階のトイレやお風呂に行くまでに手間がかかります。しかし平屋であればワンフロアで全て解決できるため、回遊性が高い特徴があります。また2階にバルコニーを設けると、洗濯物を干すのも一苦労。しかし平屋であればもちろん1階に干すことになります。家事をする方にとっては非常に便利な動線を確保することが可能となります。
平屋のメリット8:積雪地域では雪かきがラク
雪が多く降る地域では、屋根の雪下ろしをしなければいけません。近年の建物は強い構造であるため、ある程度屋根に雪が積もっても問題ないでしょう。しかし年数が経つと、建物も劣化していき、次第と雪の重さに耐えられなくなる可能性も高いです。そのため雪降ろしをしなければいけませんが、2階建ての屋根に上るのは非常に危険です。もちろん平屋でも危険性は高いですが、地上からの高さは3m前後。2階建てに比べると高さはないため、雪下ろしがラクなうえ、危険性を抑えることも可能です。
平屋のメリット9:ケースによっては付帯工事が安くなる
家庭によっては2階や3階に水回りを持ってくる設計をしている住宅もあります。しかし平屋は全て1階に集約されるため、給排水工事などの費用を抑えることができます。もちろん2階建てや3階建ても1階に集約すれば費用差はありません。しかし2階にトイレを設けたり、3階建ての住宅は1階をガレージにしているため、2階、3階に設計上水回りができてしまうというケースもあるでしょう。ケースバイケースですが、平屋は給排水工事費用を抑えることにもつながります。
平屋のメリット10:将来的に賃貸として貸し出すことも可能
戸建て住宅であれば将来的に賃貸住宅として貸し出すこともできれば、売却することも可能です。特に平屋であれば、2階建てより延べ床面積が小さい傾向にあるため、賃料も安くなりがちです。借り手側とすれば少しでも家賃が安い方が良いでしょう。そのため2階建てより平屋の方が人気がある傾向にあります。一方で売却価格は2階建ての方が高くなりがちです。もちろんケースバイケースであるため、一例として頭に入れておきましょう。
平屋のデメリット1:広い土地が必要となる場合もある
平屋は2階建て、3階建て住宅と比較すると、横幅と奥行きは大きくなる傾向にあります。そのためある程度広い土地が必要となるケースが多いです。先ほども紹介した通り、建ぺい率が大きく影響します。2階建てや3階建ては、1階部分の建築面積が平屋より小さいため、ある程度建ぺい率が低くても建築可能です。一方平屋は建築面積が大きくなるため、土地の大きさが影響しやすいデメリットがあります。
平屋のデメリット2:日あたりが悪くなる可能性も
先ほどもお伝えした通り、南側に大きな建物が建築されていると日あたりは悪くなります。南側道路であっても、道路を挟んだ向かい側に高い建物があった場合も同様です。また平屋を建築した際には、南側に建物がなかったものの、数年たって2階建ての住宅が建築されたというケースが多いです。南側の人にクレームを言っても、建築基準法通りに建築しているため、どうしようもありません。そのためあらかじめ「隣地から離れておく」というのが大切です。
平屋のデメリット3:津波が来た時の危険性
三重県では、南海トラフ地震が高い確率で発生すると政府は発表しています。沿岸部では津波の危険性もあるでしょう。平屋の場合、2階部分に避難することはできません。東日本大震災では大地震より津波の影響が大きいものでした。2階建てに住んでいる方は、2階に避難して助かったという方もいらっしゃいます。もちろんそのような事態が発生しないことが一番ですが、万が一の時には危険性が高くなるデメリットがあります。
平屋のデメリット4:防犯対策を強化しなければいけない
平屋は1階部分が広く、それだけ多くの窓や出入り口があります。そのため泥棒などから狙いやすくなります。防犯カメラの設置や防犯シャッター、建物周辺を砂利時期にして足音がわかるような対策を検討してください。
平屋のデメリット5:基礎面積が増える
2階建てや3階建てと比較すると平屋は基礎面積が増えてしまいます。そのため敷地内に傾斜や高低差があり高基礎や深基礎で対応することとなった場合、基礎費用が割高になってしまうデメリットがあります。もちろんフラットな土地や、道路との高低差がない土地、崖などでなければ上記の基礎工事は必要ありません。事前に建築会社へ土地を見てもらいましょう。
平屋のデメリット6:敷地面積が大きいため、外構工事費用が増える可能性もある
平屋を建築する際は、ある程度敷地面積が大きくなければいけません。そのため周辺を囲うフェンスや舗装面積が増えてしまう可能性もあります。もちろん敷地によって異なりますが、一般的には外構工事面積が増えてしまいます。
まとめ
今回は、平屋の人気プランとおしゃれポイント、注意点を紹介してきました。人気のプランを8つ紹介しましたが、全て取り入れると高額な建築費となってしまいます。そのため気になる項目だけを検討するようにしてください。そもそも平屋は2階建てや3階建て住宅と比較して安く仕上げることができるところがポイントです。同じ面積であれば2階建てより平屋の方が坪単価は安いです。そのためコスト重視の方におすすめする間取りです。しかし日あたり面や敷地面積などさまざまな所に注意しなければいけません。一概に平屋を建てたいと言っても、南側に建物が経っている場合や、狭小地には不向きです。そのため計画地が見つかった際は、建築会社の方へ相談し、うまく設計できるか判断してもらいましょう。
サティスホーム本社営業部長:小林大将
2級建築士と宅地建物取引士の資格を取得後、サティスホームで現場監督を10年経験。携わらせて頂いたお客様は200棟以上。その後、本社営業部長としてお客様の家づくりをお手伝いさせて頂いてます。