キッチンの通路幅の理想は?失敗しないための最適な通路幅の目安と決め方

キッチンの通路幅の理想は?失敗しないための最適な通路幅の目安と決め方

これからマイホームを建築する方は、間取りや設備などさまざま決めるポイントがありますが、一般的にかなり重視されるのがキッチンです。キッチンはデザインや収納だけでなく、通路幅も重要となります。幅が狭いと料理をするうえで支障をきたしてしまいますが、一旦どれくらいの広さがベストなのでしょうか。この記事ではキッチンの通路幅に着目し、理想の広さや良くある失敗事例、注意点について紹介します。これからマイホームを建築する方はぜひ参考にしてください。

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キッチンの理想的な通路幅は?

理想的なキッチンにするためには通路幅も重要です。ここでは3パターンの通路幅について紹介します。

一般的なサイズは90センチ

一般的なキッチンの通路幅は90センチとなります。90センチであれば1人で料理をする分には圧迫感を感じません。しかし2人で料理するとなると、入れ替わる際にぶつかってしまう可能性もあります。料理を担当する人が一人だけという家庭におすすめのサイズです。

ちょっと大きい110センチ

110センチの通路幅は90センチより20センチも広くなり、2人で料理するにも十分なスペースとなります。圧迫感を感じさせないため、広々と料理をすることが可能です。一方でキッチン裏の食器棚まで気持ち遠く感じる方も多いため、ショールームやモデルルームなどで距離感を把握してから取り入れるようにしましょう。

小柄な方にはピッタリな70センチ~80センチ

紹介した2つの通路幅より小さい70センチ~80センチタイプ。小柄な方にとってはちょうどいいという意見もあります。ただしキッチンの通路幅は建物が完成してから変更できないため、要注意です。

キッチンの通路幅でよくある失敗

3パターンのキッチン幅を紹介しましたが、各家庭によってベストな幅は異なります。そのためどれが適切な通路幅であるのか悩む人も多いのではないでしょうか。後悔しても施工してからでは遅いため、ここでは良くある失敗例を紹介します。ぜひ自分も失敗しないように参考にしてください。

しゃがむとぶつかる

通路幅が狭いがゆえに、しゃがんだ際、腰が壁や食器棚にぶつかってしまった失敗例です。歩く分には支障がなかったものの、通路幅が狭いとしゃがむと物にぶつかってしまう可能性も高いです。さらにキッチン下の収納から物が取り出しにくいという意見も多いです。通路幅が狭いと、人がわざわざずれて取り出ししなければいけなくなります。

食器棚がおけない

キッチンの通路幅が狭いため、気に入った食器棚が設置できなかった失敗例です。一般的にキッチンの通路幅はキッチンと食器棚の間の距離を想定して設計します。しかし気に入った食器棚が通常サイズより奥行きがあると、自然に通路幅が狭くなってしまいます。食器棚は製品によって奥行きが異なります。設計段階で想定していなかったために失敗した事例です。

料理中ぶつかってしまう

やはり通路幅が狭いと料理中に家族の人にぶつかってしまう可能性が高く、危険だという意見が多いです。火を使っている中、冷蔵庫の飲み物を取りに来る家族もいらっしゃるでしょう。料理している人からすれば危険なためやめてほしいと思いますが、どうしても日常的なことなうえ、料理している方が飲み物を準備するのは面倒です。しかし通路幅が広ければ解決できたこと。狭かったゆえに人にぶつかってしまったため失敗したという事例です。

圧迫感を感じるため居心地が悪い

料理をする人の中にはコンパクトな空間を好む方もいらっしゃれば、開放的な空間を求める人もいらっしゃいます。開放的な空間を求める方は通路幅が狭いと圧迫感を感じ、キッチンの居心地が悪いと感じてしまうこともあります。特に主婦(夫)の方はキッチンにいる時間も多いため、料理するのが嫌になったという事例もあります。

大きい冷蔵庫が置けない

基本的には冷蔵庫のスペースを確保した間取りが設計されますが、通路幅が狭いがゆえに大型の冷蔵庫が置けずに失敗したという事例です。家族が増えたため大きい冷蔵庫に買い替えないといけないことになったものの、大型の冷蔵庫を設置すると通路幅が狭くてドアが開けられないという失敗例です。一般的に冷蔵庫は収納量が増えると横に伸びるのではなく、奥行きが大きくなる傾向にあります。そのため冷蔵庫が大きくなるにつれて通路幅が狭くなる傾向になります。その結果ドアを開けようとしてもぶつかってしまうという失敗例です。

最適なキッチンの通路幅の目安

ではどれくらいの通路幅にすれば最適なキッチンとなるのでしょうか。ここではおすすめな通路幅について紹介します。また通路幅だけでなく、キッチン選びのポイントについても紹介します。

通路幅は90センチがベスト

最もおすすめな通路幅は90センチです。80センチという方もいらっしゃいますが、キッチンに二人立った場合はどうしてもすれ違うのが困難です。特にキッチンは火を使うところであり、油などが飛び跳ねると危険な場所です。フライパンなどをもって移動する方もいらっしゃるでしょう。80センチであると狭いがゆえにぶつかってしまう危険性も高く、火事ややけどの原因にもなりかねません。しかし90センチほどの通路幅であれば、ある程度身動きが取りやすく、ぶつかる危険性も低くなります。使いやすさだけでなく安全面も考慮すると90センチがベストと言えるでしょう。

夫婦が料理好きなら110センチ以上がおすすめ

夫婦で料理をする機会が多い場合は110センチ以上がおすすめです。90センチでも料理は可能ですが、圧迫感を感じたり、ぶつかることもあります。しかし110センチ以上であればゆったり料理することが可能です。さらにキッチン下収納もラクラク開けるため、開放的な通路幅にしたい方は110センチ以上がベストでしょう。

サティスホームでは…

サティスホームでは、キッチンの通路幅を通常115センチで設定しています。もちろんご希望によって変更できるので、お気軽にご相談くださいね♪

収納や冷蔵庫を開けたときも考慮する

収納を引き出したときや、冷蔵庫の扉をあけた時のことを想像してみましょう。中のモノをスムーズに取り出せるスペースがあると良いです。

キッチンの通路幅の決め方と注意点

最後にキッチンの通路幅の決め方と注意点を紹介します。

ショールームで実例を見る

キッチンの通路幅を決める際は、ショールームで実例の幅を見てみることが大切です。本記事で紹介した通り、おすすめなのは90センチですが、人によっては狭いと感じる場合もあるでしょう。そのため、「90センチがどれくらいの幅なのか」「もっと広い方が良いのか」を判断するためにも実例を見てみることが大切です。ただし、ショールームによってはキッチンの製品だけを展示している場合は、通路幅をイメージできる展示がそもそも少ない場合もあります。そのため事前に電話などで確認してから向かいましょう。

建築会社の意見を参考にする

建築会社は数多くの住宅を建築してきているため、キッチンの通路幅に関する相談をしてみましょう。自身で通路幅を決めたとしても、実際利用してみたら狭く感じたという事例も多いです。しかし建築会社に相談しておけば、実際広く施工した方や狭くした方の意見もヒアリングしているため、適切なアドバイスをもらうことができます。とはいえ意見を鵜呑みにするのではなく、ショールームで実例を見てうえで判断するようにしましょう。

ワークトライアングルを考慮しておくこと

ワークトライアングルとは「コンロ」「シンク」「冷蔵庫」の3つの設備の作業動線のことを指します。それぞれの距離が1.2メートル以上であれば使いやすさが向上します。そのため通路幅が狭いとお互いの距離が短くなり、家事効率の低下につながりかねません。ただしワークトライアングルは一つの目安であるため、各家庭によって使いやすい距離は異なります。

動線も考慮する

ワークトライアングルを考慮した通路幅であっても、キッチンは動線を優先して考慮しましょう。例えばキッチン横にパントリーを設置したものの、通路幅が狭く買い物袋をパントリーに入れるのが大変というケースも考えられます。また通路幅が狭いがために、ダイニングやリビングまで料理を運ぶのが困難という場合もあるでしょう。そのため単純に通路幅だけを検討するのではなく、キッチンから各スペースへ行く動線も考慮しておくことが大切です。

キッチンの種類に合わせて考慮する

キッチンの通路幅はキッチンの種類に合わせた広さにしなければいけません。一般的なキッチンの種類は以下の通りです。

I型キッチン 名前の通りアルファベットの「I」のような形状をしているキッチンです。広さ的にも最も標準的なサイズです。
L型キッチン 「L」の形をしたキッチンです。シンクやコンロなどの幅が広いため、I型より広いスペースが求められます。

U型キッチン アルファベットの「U」・「コ」の字をしたキッチンです。三方向から囲まれているため、作業するスペースを何人想定にするかによって広さが変わります。

ペニンシュラ型 キッチン部分が半島のように突き出ていることから、ペニンシュラ(英語:半島)キッチンと呼ばれています。通常のキッチンより奥行きがあるタイプなため、十分なスペースが必要となります。

アイランドキッチン アイランド型のキッチンは、壁に接することなく独立したキッチンです。島のように見えることからアイランドキッチンとも呼ばれています。アイランドキッチンは部屋の中心などに設置することからとても広くなる傾向にあります。

セパレート型キッチン セパレートキッチンは料理する場所とコンロなどのスペースが分かれているキッチンです。そのため「Ⅱ型キッチン」とも呼ばれています。上記の中で最も広いスペースが求められます。

上記のように、キッチンにはさまざまな種類があります。一般的にはI型のキッチンを取り入れる家庭が多いですが、近年ではペニンシュラキッチンやアイランドキッチンなども人気です。

キッチンの通路幅についてのまとめ

今回はキッチンの通路幅について紹介しました。最もおすすめな通路幅は90センチですが、各家庭によって最適な通路幅は異なります。大きいサイズであれば開放感が得られるキッチンとなりますが、物を取るのに少し手間がかかるデメリットがあります。一方70センチなどであれば圧迫感を感じるもの、小柄な方にとってはちょうどよいというケースもあります。そのため一概に通路幅で決めるのではなく、ショールームなどで実例を見てから決めるようにしましょう。

 

 

 

 

●この記事の監修 サティスホーム本社営業部長:小林大将
●この記事の監修
サティスホーム本社営業部長:小林大将

2級建築士と宅地建物取引士の資格を取得後、サティスホームで現場監督を10年経験。携わらせて頂いたお客様は200棟以上。その後、本社営業部長としてお客様の家づくりをお手伝いさせて頂いてます。
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