ランドリールームは失敗/後悔する?メリット・デメリットや失敗しないためのポイントを紹介

ランドリールームは失敗/後悔する?メリット・デメリットや失敗しないためのポイントを紹介

新築住宅を建築する際、最近特にご要望が多いランドリールーム。家事を行いやすくするために設ける方が多い一方、「設置して失敗した」「取り付けなければよかった」と後悔した方もいらっしゃいます。とはいえ、後悔する方の多くは「使いにくい」と感じていますが、事前に失敗事例を理解しておけば後悔することはなくなります。そこで今回は、ランドリールームの失敗事例を紹介します。重ねてランドリールームのメリット・デメリット、ポイントを解説するため、ぜひ参考にしてください。

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失敗/後悔する人が多い?ランドリールームとは?

そもそもランドリールームをご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここではランドリールームの概要について紹介します。

ランドリールームとは

ランドリールームとは、洗濯を行う専用スペースのことを指します。従来は洗面台と洗濯機がある空間が一緒であり、洗面所と呼ばれておりました。しかし近年ではランドリールームと呼ばれるようになった経緯があります。またランドリールームは洗面台や洗濯機がある空間とは別に、洗濯物を干す部屋のことを指す場合があります。サンルームとも呼ばれることがありますが、明確な定義はありません。表記は各建築会社によって異なるため、洗濯に関する部屋と認識しておきましょう。

ランドリールームは何に使う

ランドリールームは部屋干し用の空間として使用されます。近年では部屋干しをする家庭が多いです。外で干すと乾きが良いのはもちろんですが、外的要因(花粉や黄砂・ほこりなど)が洗濯物に付着する可能性があります。そのためランドリールームで部屋干しを行い、きれいな洗濯物の状態を維持するために使われています。またアイロンをかける場所、洗濯物を畳む場所としても利用されます。つまり家事の効率化を図るために用いている家庭が多いということです。

ランドリールームの費用は

ランドリールームの建築費用は大きさによって異なります。広くなるほど建築費は高くなります。一般的にランドリールームの大きさは2帖〜3帖前後。大きさに坪単価を掛けるとおおよその費用を算出することができます。(1帖は0.5坪)

工務店  中堅メーカー 大手ハウスメーカー
坪単価 55万円~70万円 80万円~100万円 90万円~120万円以上
ランドリールームの費用 110万円~210万円 160万円~300万円 180万円~360万円以上

ランドリールームの建築費用は工務店が最も安いです。一見安いから施工技術がいまいちと思われがちですが、同じ地域であれば大手ハウスメーカーと工務店の下請け業者は同じ会社であることが多いため、施工能力に違いはありません。大手であるほど人件費や宣伝広告費などの費用が必要となるため、利益率が異なる場合が多いことが、価格の差が生じる要因として挙げられます。もちろん各社によって価格が異なれば、下請け業者も違う場合があるため、一概には言えないものの、大手ハウスメーカーに引けを取らないほどの施工技術であれば、工務店でランドリールームを建築した方が安く抑えることができます。

ランドリールームでよくある失敗/後悔

ここではランドリールームの失敗例・後悔例を紹介します。これから注文住宅を建築し、ランドリールームを取り入れようと検討している方は、自身も失敗しないように、事例を理解しておきましょう。

ランドリールームが狭く使いにくい

ランドリールームを設けたものの、家事をするには狭く、使いにくいという失敗例です。ランドリールームで洗濯物を干す考えだったものの、「洗濯物の量を計算しておらず一度に全部干せない広さにしてしまった」「そもそもの部屋が狭いため、身動きとりにくい」という事例があります。ランドリールームの大きさは2帖〜3帖前後が一般的ですが、各家庭に合わせた大きさにしなければいけません。家族の人数が多い場合、洗濯物の量も増えてしまうため、より広いランドリールームが必要です。

家事動線が悪くて使いにくい

ランドリールームを作る際は家事動線を考慮しなければいけません。ランドリールームとキッチン、各部屋への動線を考えず使いにくいと感じたという事例があります。特に専業主婦(夫)の方は、家の中を行き来します。洗濯をするのに他の部屋を通ったり、何枚も扉を開けたりする手間があると、洗濯をしたくないと感じてしまいます。ランドリールームを作る際は、家全体の動線を考慮して間取りを決めましょう。

収納スペースが足りなかった

ランドリールームの収納スペースが足りず、タオルや洗剤などがしまえないという失敗事例です。ランドリールームの収納は間取りの打ち合わせ時に確認しなければいけません。工事が着手してからでは取り付けすることは不可能です。しかしランドリールームの大きさや形状ばかりを意識してしまい、収納を見落としてしまう方も多いです。結果カラーボックスなどを購入することとなる方もいらっしゃいます。できれば新築工事と同じタイミングで収納の造作工事を行った方が、見栄えが向上します。忘れずに収納を設けるようにしましょう。

乾燥機・除湿器の設置を忘れた

ランドリールームで洗濯物を干すスペースを設けたものの、乾燥機・除湿器の設置を忘れ、衣類が乾かなかったという失敗例です。日の当たらない雨の日もランドリールームでしっかり衣類を乾燥させるためには、乾燥機や除湿器が必須となります。必ず、設備機器の取り付けをどうするか検討しておきましょう。

コンセントの位置が悪い

ランドリールームでアイロンを掛けたかったものの、コンセントの位置が悪く、使いにくいという失敗例です。収納スペース同様、コンセントの位置や数も見落としがちな項目です。設置場所が悪いと延長コードを使うことにもなり、見栄えが低下します。また、数が少ないとタコ足状態にもなりかねません。特に水回りであるランドリールームは漏電の可能性も高いため、適切な数を設置するようにしましょう。

床材を間違えた

水回りのエリアは一般的に、水をはじきやすいクッションフロアが採用されます。しかしデザイン性や好みの問題で、フローリングを選ぶ方も稀にいらっしゃいます。もちろんフローリングに水がたまると、カビの発生原因にもなりかねません。清潔感が大切なランドリールームの床材は、正しい商品を選ぶようにしましょう。

物干しをつけ忘れた

室内干しをするためにランドリールームを設置したものの、物干し棒の設置を忘れるケースもあります。もちろん後付けも可能ですが、できれば新築住宅の建築時に設置した方が割安です。必ず契約前に図面や見積書をチェックし、漏れがないようにしましょう。

洗面台とは別の空間にすればよかった

家族の方は一日に何度か洗面台に行くでしょう。しかし洗面台があるランドリールームに洗濯物が干されていると「邪魔」「うっとしい」と感じる方も多いため、別々にすればよかったという意見もあります。洗濯や手洗い以外にも洗面台に向かう機会は多いのではないでしょうか。その都度洗濯物が目にかかると邪魔に感じる方もいらっしゃるため、空間に余裕がある方は、別々に分けることをおすすめします。

掃除の手間がかかった

物をたくさん置いたあまり、ランドリールームの掃除がしにくくなったという失敗例です。ランドリールームはできればシンプルにしておくと、掃除がしやすくなります。特に洗濯物を干す方は清潔感が重要です。しかし物をたくさん置くと掃除するのが面倒になるため、極力シンプルな状態を維持しましょう。

ランドリールームで失敗/後悔しないために知っておくべきデメリット

ランドリールームの失敗例は数多く挙げられます。しかし使い勝手がポイントであるため、間取りの重要性は非常に高いことにもつながります。ただし、間取りだけ考慮すればよいというわけではありません。事前にランドリールームのデメリットを理解して置くことも大切です。

他の部屋が小さくなる可能性がある

ランドリールームを設置するまたは大きくするということは、建物全体の面積が広くなることを意味します。とはいえ建築予算の兼ね合いから、「これ以上面積は増やせない」という方もいらっしゃるでしょう。その場合、「他の部屋を小さくする」「収納スペースを減らす」などの対処を行う必要があります。例えば「6帖の子供部屋を5帖にする」「ウォークインクローゼットから通常のクローゼットに変える」などが挙げられます。どの間取りを優先するかによって異なりますが、場合によっては他の部屋が小さくなる可能性があるでしょう。

電気代が上がる可能性も

ランドリールームで乾燥機や除湿器を使用した場合、電気料金が高くなる可能性があります。本来洗濯物は外で干すことが一般的です。電気を使わず太陽の光で乾かします。しかしランドリールームを使って室内干しすると、電気代が高くなり、月々のランニングコストの上昇につながるデメリットがあります。

ライフステージ次第では使わなくなることも

子どもが大人になり、家を出ていった後は洗濯物の数も減るため、ランドリールームを使わなくなる可能性もあります。アイロンをかける衣類が減り、外干しすることが増えたことにより、不要となったという意見もあります。もちろん各家庭によって異なりますが、ライフステージの変化により使わなくなる可能性もあるでしょう。

ランドリールームは失敗だけじゃない!メリットは?

ランドリールームのデメリットを紹介しましたが、もちろんメリットもあります。ここでは5つ紹介します。

家事効率UP

ランドリールームを設けると、洗濯に関する家事効率がUPします。毎日の家事は作業が多く大変です。そのため、マイホームを建築する際は家事のしやすさを考慮した動線や作業部屋が重要です。ランドリールームは洗濯物を干すスペースだけでなく、アイロンを掛ける場所としても利用できます。さらにランドリールームの隣に衣裳部屋などのウォークインクローゼットを設けると、より家事効率がUPします。

衣類が花粉や黄砂の影響を受けない

外干ししないため、黄砂やPM2.5、花粉などが衣類に付着しないメリットがあります。特に白い服に対し、黄砂が付着すると、目で見てわかるほど黄ばみます。さらに花粉などは付着しているか見てわからないため、花粉症などの方にとっては不安となるでしょう。しかしランドリールームで室内干しすれば、外的要因が付着する可能性はなくなります。再度洗濯する手間もなくなるメリットがあります。

天候に影響されない

急に雨や雪、強風などが発生しても、室内干しであるため急いで洗濯物を取り込む必要がありません。天候の影響を受けない点は大きなメリットと言えるでしょう。また、近年では共働き世帯が増え、「朝に洗濯し夕方に取り込む」という家庭は減りつつあります。ランドリールームがあれば好きな時間に洗濯できるメリットもあります。

プライバシーが守れる

特に女性の方であれば、洗濯物を外に干すと見られるという懸念を感じている方も多いのではないでしょうか。ランドリールームに干せば、他人に洗濯物を見られることはありません。また下着など干しにくい衣類も干すことができます。

冬場でも干しやすい

室内干しであるため、冬場の寒い時期に外で干す必要がなくなります。室内であれば、暖かい家の中で洗濯物を干せるため、寒い思いをする必要がありません。

ランドリールームで失敗/後悔しないためのポイント

最後にランドリールームで失敗しないためのポイントを紹介します。ランドリールームの設置を検討している方は、ぜひ確認してみてください。

レイアウトを考慮して間取りを決める

ランドリールームの間取りを決める際は、「どこに洗濯機を置くか」「アイロンを掛ける場所をどこにするか」などのレイアウトを事前に決めてから間取りを決めていくことが大切です。先ほどの失敗例でも紹介した通り、コンセントの位置や収納スペース、家事動線が悪いと使い勝手の悪いランドリールームとなってしまいます。上記の問題点を解消するためには、事前にレイアウトを決めておくことが大切です。建築会社の方と相談し、納得できるランドリールームを決めましょう。

気になるデザインの画像や写真は保存しておく

近年では住宅を建築する際、インターネットで施工例を見たりする方が多いです。ランドリールームも同様に「どのようなデザインがあるのかな」「おしゃれなランドリールームはあるかな」という考えで検索する方も多いです。気に入ったデザインのランドリールームがあれば、画像を保存しておきましょう。後で建築会社の方と打合せする際、口頭で伝えても意思疎通できないこともあるため、画像や写真を見せることが重要です。さらに画像があれば、施工の可否を建築会社が判断してくれるメリットもあります。多少面倒がかかる作業かもしれませんが、理想のマイホームを建築するためには必要な作業です。なお、ランドリールームにかかわらず、他の部屋や設備でも同様な作業を行うようにしましょう。

実際の施工例を見る

実際にランドリールームが設置されている住宅を見てみましょう。実例を見ると、「どのような広さがベストか」「どこに何を設置したらよいか」がイメージしやすくなります。また数多くの施工例を見ることで、どのような間取りが使い勝手が良いのかがわかるようになるでしょう。施工例は相談している建築会社に申し出れば、見せてくれます。また住宅展示場などに足を運ぶのも一つの方法です。

家族の人数に合わせた広さを設計する

ランドリールームの大きさは、一般的に2帖前後です。しかし2帖は4人家族を想定しています。6人家族や7人家族の方は、より広いランドリールームが必要になります。とはいえ、建築費用や他の部屋との兼ね合いもあるため、単純に大きくすればよいということではありません。全体的なバランスを考慮し、適切な大きさのランドリールームを設計するようにしましょう。

契約前に図面の説明を行ってもらう

ランドリールームの間取りで抜けている個所や気になる点がないかを把握するために、図面の説明を建築会社からしてもらいましょう。もちろん自身で図面をチェックしても問題ありませんが、普段から見慣れているものではないため、気が付かない点も多いです。そのため専門業者である建築会社に一から説明してもらうようにしましょう。その際気になる点は即座に確認することが大切です。契約してからでは図面の修正は申請などによって難しくなるため、必ず契約前に最終確認を行ってください。

建築会社へ相談する

ランドリールームを多く設計してきた建築会社へ間取りの相談は行いましょう。自身で気に入った間取りができたとしても、プロならではの目線からアドバイスをもらえることも多いです。自身では使いやすいと思っていても、「実際は動線が悪い」「収納スペースから荷物が取りにくい」という事例も多いです。そのため建築会社の方と一緒に間取りを決めていくことが大切です。また、洗濯物を行う方の意見を尊重することも大事です。

ランドリールームの失敗 まとめ

今回はランドリールームの失敗例やメリット・デメリット、ポイントを解説しました。ランドリールームの失敗例で多いのが、使い勝手の悪さです。家事動線や収納スペースなどを考慮しなかったあまり、将来的に使わなくなった方も多く見受けられます。しかし事前にレイアウトを考慮しておけば、使わなくなるということはなくなるでしょう。ランドリールームは室内干しができるため、大切な衣類を守ることができます。さらに家事効率の向上にもつながるため、ぜひ検討してみてください。

●この記事の監修 サティスホーム本社営業部長:小林大将
●この記事の監修
サティスホーム本社営業部長:小林大将

2級建築士と宅地建物取引士の資格を取得後、サティスホームで現場監督を10年経験。携わらせて頂いたお客様は200棟以上。その後、本社営業部長としてお客様の家づくりをお手伝いさせて頂いてます。
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