新築注文住宅の天井を高くする費用と相場

新築注文住宅の天井を高くする費用と相場

新築注文住宅を建築する際、「天井の高さは変えられないのかな」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。住宅の天井は2.4mが一般的ですが、2.7mのハイスタッドや吹き抜けにすることが可能です。ただし、天井の高さを変えると建物高さも変わるため、建築基準法に沿った建物であるか設計士へ判断してもらう必要があります。もちろん注文住宅会社もプロなのでその点を踏まえて設計してくれるため安心できますが、どれくらい費用がかかるか分からない方も多いでしょう。

そこで今回天井を高くする費用相場を紹介し、天井を高くする場合の注意点なども解説します。

これから注文住宅を建築する方はぜひ参考にしてください。

新築注文住宅の天井を高くする費用と相場

新築注文住宅の天井を高くする費用は「200,000円~2,500,000円」前後です。施工方法や施工範囲によって金額は大きく異なります。下記の表は施工方法別目安費用です。

施工方法 目安費用
吹き抜けで天井を高くする場合 500,000円~2,500,000円
1室だけハイスタッドにする場合 100,000円~200,000円(坪2万円程度)
家全体をハイスタッドにする場合 800,000円~2,000,000円

リビングなどを吹き抜けにする場合は上記の金額が必要となりますが、リビングの大きさによって価格が大きく異なるため注意しましょう。ハイスタッドは一坪当たりの延床面積に対して2万円程度の費用が追加となります。40坪の延床面積の住宅である場合は800,000円程となります。もちろん建築会社などによって異なるため、注文住宅会社へ相談しましょう。

天井高の目安と選び方

ここでは天井高さの目安と選び方について解説します。すべての天井を高くすると建築費も高額となります。部屋別の基準の高さを紹介するため、どの部屋の天井を高くするか検討しましょう。

また天井を高くする方法を紹介するため、どの方法が自身に合っているか見極めるようにしてください。

間取り別の天井高の目安

天井の高さは2.4mが一般的ですが、天井を高くしたい方も多いです。しかし住宅の部屋全ての天井を高くすると建築費用も高額となるため、ここでは間取り別の天井高の目安を紹介します。

リビング

リビングの天井高さは2.4mが一般的ですが、最も家族が集まる場所であるため、開放感ある高さにすることをおすすめです。5m近い吹き抜けにしてもよいですし、2.7mのハイスタッドでも問題ありません。ご家族の方と話し合いをして天井高さを決めていきましょう。尚吹き抜けにする場合は2階部分に部屋を設けられないこともあるため十分考慮してください。

ダイニング

ダイニングはリビングと同様です。吹き抜けを設置しても良いですし、ハイスタッドにしてもよいです。ダイニングはリビングと隣り合わせまたは同じ空間に設計するケースが多いため、合わせた方が見栄えも良いです。

寝室

寝室に開放感は必要ない方が多いため、標準高さの2.4mがおすすめです。寝室は2階に設置することが多いため吹き抜けは適していません。特に寝るだけや洋服を置くだけの部屋であれば天井高さはそのままで良いでしょう。

和室

和室は2.4mの標準高さがおすすめです。特に天井を高くする必要はありません。

和室は座ったままお茶を楽しんだり、お昼寝する場所として使われます。そのためわざわざ費用をかけて天井を高くする必要はないでしょう。

注文住宅の天井を高くする方法

ここからは注文住宅の天井を高くする方法を紹介します。さまざまな方法がありますが主に以下の2つの方法が採用されています。

吹き抜け工事

吹き抜けは近年の住宅では最も多く取り入れられている天井を高くする方法です。2階部分の部屋を削ることになりますが、開放感ある空間にすることが可能です。またリビングに吹き抜けを設置することで2階にいる子供たちへ声もかけやすくなります。利便性と実用性が高い特徴があります。

ハイスタッド工事

ハイスタッド工事は部屋全体の天井高さを上げる方法です。基本的には2.4mの高さから2.7mの高さにします。ハイスタッドを標準として設定している大手ハウスメーカーも増えてきているほど人気が高いです。一般的な住宅と差別化できるメリットがあります。

新築時に天井を高くする場合の注意点

新築時の注文住宅の天井を高くするか検討している方はメリット・デメリットを理解してから判断しましょう。費用がかかるだけで判断すると後ほど後悔することにもなりかねないため、ここでは天井を高くするメリットとデメリットを紹介します。

天井を高くするメリット

ここでは天井を高くする5つのメリットを紹介します。

1. 圧迫感がなくなる
2. 日当たりがよくなることも
3. 高級感ある空間に
4. 扉も高くすることができる
5. 収納スペースが大きくなる

圧迫感がなくなる

天井を高くする一番のメリットは圧迫感が無くなることです。部屋が小さいと圧迫感を感じる方も多いのではないでしょうか。天井を吹き抜けにしたり、天井高さを2.7mにすることでより開放感ある空間となります。圧迫感は生活する上でストレスに感じる方も多いですが、天井を高くすることで住み心地も向上するメリットがあります。

日当たりがよくなることも

吹き抜けの場合は2階部分に位置する壁にも窓を設置することが可能なため、日当たりが良くなるメリットが挙げられます。住宅が密集している地域の場合、日当たりが悪くなることもありますが、吹き抜けにすることで解消できます。

高級感ある空間に

天井が高い住宅は高級感があります。高級ホテルなどのように天井が高いと印象を良く感じる方も多いのではないでしょうか。天井が高い住宅は一つのアドバンテージに感じている方も多いです。

扉も高くすることができる

身長が高い方は扉の高さも気になるのではないでしょうか。天井が高いと扉の高さもある程度高くすることが可能です。頭をぶつける可能性も低くなるでしょう。

収納スペースが大きくなる

天井が高いということは収納スペースの天井も高くなるため収納スペースが大きくなります。天井を高くした部屋の一部に収納スペースを設けた場合でも、空間全体が高くなるため収納を大きく取れるメリットがあります。収納は生活する上で必要不可欠なスペースであり、居住者にとっては嬉しいポイントとなるでしょう。

天井を高くするデメリット

天井を高くするメリットを紹介しましたがデメリットもあります。ここでは5つのデメリットを紹介します。

1. コストがかかる
2. カーテンが特注品になる場合もある
3. 冷暖房効率が悪く光熱費がかかる
4. 照明などの交換が手の届かない場所となることも
5. どの住宅も天井が高くできるとは限らない

コストがかかる

先ほどもお伝えした通り、天井を高くする工事を行うと建築費が増えてしまいます。注文住宅には建築予算もあるため、場合によってはオーバーしてしまうことにもつながりかねません。予算オーバーした場合は投入する自己資金を増やすか、住宅ローンの借入額を増やすかの2択となります。ローンを増やした場合は毎月の返済額にも影響するため、天井を高くする際は予算を考量したうえで設置を考えましょう。

カーテンが特注品になる場合もある

天井の高さに合わせた窓を設置した場合、カーテンも特注品になる可能性があります。市販のカーテンでは丈が足りず、オーダーメイド品を取り付けることになるかもしれません。近年の家具屋では丈のあるカーテンも取り揃えていますが、場合によっては特注品になるということは認識しておきましょう。

冷暖房効率が悪く光熱費がかかる

天井を高くするということは空間が広がることでもあるため、熱伝導率が悪くなり光熱費が高くなる傾向にあります。ハイスタッドの場合はさほど光熱費は変わりませんが、吹き抜けの場合は大きな費用が変わります。光熱費を下げるためにもオール電化や太陽光パネルなどと組み合わせするのも一つの手法です。

照明などの交換が手の届かない場所となることも

天井が高いことで照明器具に手が届かず交換できないなどのケースも考えられます。ハイスタッドの場合は対応できる方も多いですが、吹き抜けの場合は専門業者に依頼する必要があります。依頼する際は費用もかかるため、寿命が長い照明を選ぶようにしましょう。

どの住宅も天井が高くできるとは限らない

冒頭にもお話しした通り、天井を高くすると建物全体が高くなる場合があります。吹き抜けの場合は問題ありませんが、ハイスタッドの場合は建物が高くなり、建築基準法に違反する恐れがあります。建築基準法には北側斜線制限や道路斜線制限など高さに関する法律がたくさんあります。土地には全て用途地域が定められており、建築基準法の外灯事項も変わってくるため、天井を高くできるか事前に建築会社へ確認してから検討しましょう。

新築注文住宅の天井高に関するQ&A

ここでは新築注文住宅の天井高さに関するQ&Aを紹介します。

天井を高くすることで費用もあがるため、少しでも安くする方法を紹介します。

天井を高くするための費用を抑える方法はありますか?

天井を高くしすぎないことで費用を抑えることができます。天井を高くすると施工費だけでなく、場合によっては構造材を変更しなければいけないケースもあります。

例えば天井を高くしたあまりに、柱を太くして建物の耐久性などを高めなければいけない場合はさらに費用も高額となります。

そのため天井を高くし過ぎないように意識しないようにしましょう。なお天井は10センチ高くするだけでかなり印象が変わります。自身に合った天井高さにするようにしましょう。

●この記事の監修 サティスホーム本社営業部長:小林大将
●この記事の監修
サティスホーム本社営業部長:小林大将

2級建築士と宅地建物取引士の資格を取得後、サティスホームで現場監督を10年経験。携わらせて頂いたお客様は200棟以上。その後、本社営業部長としてお客様の家づくりをお手伝いさせて頂いてます。
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