注文住宅の打ち合わせ回数を減らす8つのコツ

注文住宅の打ち合わせ回数を減らす8つのコツ

注文住宅は建物の間取りをはじめ、仕様や住宅設備、外構などを一から決めていく必要があります。そのため、打ち合わせ回数も非常に多くなる事でしょう。

建売住宅や規格プランの場合は、既に建物の大枠が決まっているため、打ち合わせも少なく済みますが、自分が描く希望通りのマイホームではありません。その分注文住宅は、自分に合った住空間を作れるメリットがあります。

しかし、理想の家を作るためには、たくさんの打ち合わせを行い、労力を費やすことになります。誰もが打ち合わせ回数を減らし、理想のマイホームを建てたい気持ちはあるのではないでしょうか。

今回、打ち合わせ回数を減らす8つのコツを解説していきます。コツを理解することでスムーズにマイホームを建築できるようになるでしょう。

注文住宅の平均的な打ち合わせ回数とは?

一般的に注文住宅の平均的な打ち合わせ回数は、10回から15回前後であり、その期間は3か月から6か月を要します。

しかし、人によっては「決められない」「実物を見て時間をかけて検討したい」という場合もあるため、一概には言えません。

注文住宅の打ち合わせは契約前と着工前が建物を構成していくところであるため、特に重要であり、打ち合わせ回数も多くなります。しかし、過度な打ち合わせは心身的にも疲れてしまうため、うまく整理をし、労力を使わずにまとめて行きましょう

注文住宅の打ち合わせは大きく4つに分けることができます。下記の表は4つの作業段階別の打ち合わせ内容と、目安打合せ回数です。

作業段階 打ち合わせ内容 打ち合わせ回数
見積もり プラン・概算金額の打ち合わせ 2回~3回
契約前 間取り・仕様などの打ち合わせ 5回~10回
着工前 最終図面・金額の打ち合わせ 2回~3回
引き渡し前 外構工事・スケジュール打ち合わせ 1回~2回

打ち合わせの多い方は、契約前の打ち合わせ段階で5回~10回で済まず、20回30回となる場合があります。

打ち合わせ回数が少ない場合

注文住宅の打ち合わせ回数は人によって多い方もいれば少ない方もいます。どちらが良いとは一概には言えませんが、ここでは注文住宅の打ち合わせ回数が少ない場合のメリット・デメリットを解説していきます。

メリット

打合せ回数が少ないということは、早く着工することが可能となり、マイホームが出来上がるのが早くなります。

打合せ回数が多い場合、建築会社も図面や見積もりを修正する必要があり、日数を要してしまいます。しかし打合せ回数が短い場合、建築会社も修正箇所が少ないため、スムーズに進めることが可能となります。

一般的に、打ち合わせ期間は3か月から6か月が目安ですが、早い方では1か月から2か月で終わる方もいます。打ち合わせ期間が短ければ着工までの日数も早まり、早くマイホームへ引っ越しできるでしょう。

デメリット

打ち合わせの回数を減らして注文住宅を建築した場合、完成後にイメージしていたマイホームと違うというケースもあります。

ハウスメーカーや工務店の担当者とのイメージ共有が出来ておらず、想像していたものと異なる建物が完成してしまい、変更しようにも追加費用がかかってしまうことも考えられます。

基本的には契約書、仕様書に基づいてハウスメーカーや工務店は建築するので、書面に捺印している場合は変更できません。そのため契約書の確認は必須となり、怠った場合、思った通りの家ができない恐れもあります。

本当に自分たちの希望が盛り込まれているかを充分に確認しましょう。

打ち合わせ回数が多い場合

先ほどは打ち合わせ回数が少ない場合のメリット・デメリットを解説しました。打ち合わせ回数が少ない場合、マイホームまでの道のりが早い点がありますが、ハウスメーカーや工務店の担当者との意思疎通が大切となります。

では、打ち合わせ回数が多い場合はどうなるのでしょうか。

ここでは注文住宅の打ち合わせ回数が多い場合のメリット・デメリットを解説していきます。

メリット

打合せ回数が多いことで、建物の細部までこだわって決めることが可能となります。収納位置やクロスの色、建具のデザインなどを決めるだけでなく、家具を置いた後の動線などをゆっくり考慮することも可能となるでしょう。

時間をかけることによって、より良い住空間をつくるきっかけになります。

デメリット

打合せ回数を多くすることで、時間がなくなってしまったり、疲労が溜まる要因となります。注文住宅を検討されている方の中には、会社員の方や、忙しい主婦の方もいらっしゃいます。土日休みの会社員であれば、休日を使って打ち合わせをしなくてはなりません。

ゆっくり休めず、仕事の疲れが取れないということもあるでしょう。打ち合わせ回数を増やすことによって、嫌になる方も多いです。そのため、注文住宅を断念して、建売住宅や中古住宅を購入する方もいらっしゃいます。

注文住宅の打ち合わせ回数を減らす8つのコツ

打ち合わせ回数が多い場合と短い場合のメリット・デメリットを解説してきました。

長がければ建物の細部まで選ぶことが可能となりますが、その分嫌になる方も多いです。そのため、打ち合わせ回数は少なく、濃い打ち合わせ内容を決められることが理想でしょう。

打ち合わせ回数を減らすためにも下記の8つのコツを理解することが大切です。

  1. 予算を決めておく
  2. 家の構成を考えておく
  3. スケジュールを理解しておく
  4. こだわる点と妥協点を決める
  5. 打合せ記録をつくる
  6. 注文住宅リストを用いる
  7. 家族と事前打ち合わせをする
  8. ショールームに足を運ぶ

コツを理解すれば、スムーズにマイホームを建築することが出来ます。

予算を決めておく

事前に予算を決めておくことで、打ち合わせ回数を減らせます。

注文住宅の打ち合わせでは、間取りの変更が一番多いでしょう。間取りを変更することで金額が増減してしまいます。金額は変更するたびに何度も打ち合わせをすることになってしまう要因となります。

しかし、事前に予算を決めておくことで、多少の増減は許容範囲となり、打合せ回数を減らせることに繋がるでしょう。

ハウスメーカーや工務店は図面を修正して再度見積もりを出すのに、1週間から2週間、またはそれ以上の日数を要します。見積もりが出てから検討するのではなく、事前に予算を伝えておけば、できるところとできないところが明確となり、ハウスメーカーや工務店はまとまって図面・見積もり修正できるでしょう。

予算が分からない方は下記の表を参考に決めていきましょう。

借入金額別毎月支払い額の一覧です。(35年ローン、変動金利1%で想定)

借入額 月支払い額
1,500万円 42,342円
2,000万円 56,457円
2,500万円 70,571円
3,000万円 84,685円
3,500万円 98,799円
4,000万円 112,914円
4,500万円 127,028円
5,000万円 141,142円

変動金利は変わりますので、注意しましょう。

家の構成を考えておく

注文住宅の打ち合わせをする際は、ハウスメーカーや工務店に理想の家のイメージを伝えておきましょう。

主に伝えることは下記の内容です。

部屋数 4LDK、5LDKなどの間取り
階数 平屋・2階建て・3階建てなど
駐車場台数 車を何台停められる状態にするか
屋根形状 寄棟・切妻や瓦・ガルバリウム鋼板など
和室 和室の有無
キッチンの種類 カウンターキッチン・壁面式・アイランドキッチンなど
構造 木造・鉄骨・重量鉄骨
リビングの広さ 何帖にするか
トイレの数 2階にも設置するか
外観デザイン 和風・洋風など

上記の内容を事前に伝えておくことで、打ち合わせをスムーズに進めることが可能となります。

構成の決め方がわからない方は、さまざまなハウスメーカーの住宅展示場に足を運んでみましょう。各メーカーの家を見て、良し悪しだけでなく、必要な部分と不必要な部分を分けておくことで、構成をつくれるようになります。

スケジュールを理解しておく

注文住宅の打ち合わせはおおよそ3か月から6か月の間で行います。その後、着工してから引き渡しまで、約3か月から4か月の日数を要するため、注文住宅を建てようと検討してから6か月から10か月前後で完成するでしょう。

完成日を決めておくことで、いつから注文住宅の検討をし始めたらよいか、逆算してわかるようになるでしょう。

また、打ち合わせ期間(3か月~6か月)の間でもスケジュール管理が大切となります。間取りをいつまでに決めるなど、ひとつひとつの決めごと管理をしておくことで、打合せ回数も減らせるでしょう。

こだわる点と妥協点を決める

注文住宅の打ち合わせをするうえで、妥協できるところと、できないところを明確にしておきましょう。

予算の兼ね合いもあると思いますが、予算オーバーしてもこだわりたいところがあればしっかり検討していきましょう。特に女性であればキッチンにこだわる方も多いと思います。後で後悔するよりも、納得できるものを選ぶようにしてください。

しかし、妥協できる点も明確にしておくことも大切です。全部にこだわってしまうことで、打ち合わせ回数だけでなく、金額も変動します。さらに構造などの建物を根本的に変えてしまうとなると、再度一から変更となる要因となりますので、先ほどの家の構成部分からずれないようにするのをおすすめします。

打ち合わせの内容を記録しておく

注文住宅の打ち合わせにおいてトラブルの要因となるのが、ハウスメーカーや工務店の担当者と共有が出来ていないことです。言った、言わないという伝達ミスが多く、前回打ち合わせした内容を再度確認するということもあるでしょう。

そのため、常に打ち合せ記録を共有することで、お互いにミスがなくなり、スムーズに打ち合わせすることが出来ます。

また、打ち合わせ記録は建物完成後でも役立ちます。マイホームに住んでから、打ち合わせ内容と違うという点が見つかった場合、アフター対応依頼できる資料になるでしょう。

注文住宅リストを用いる

注文住宅リストを用いることで、次に何を決めていくかを明確にでき、作業が効率よく進めます。

注文住宅リストとは、決める項目をリスト化したものです。リスト化することにより、次の打ち合わせで何を決めるかがわかるようになり、ハウスメーカーや工務店との注文住宅打ち合わせがスムーズに進めることができます。

自身でも何を決めていいかわからなくなることはなくなりますし、ハウスメーカーや工務店側も分かりやすくなります。大きな効率アップに繋がるでしょう。

家族と事前打ち合わせをする

注文住宅の打ち合わせで、ハウスメーカーや工務店が困るのが、夫婦間での意見の食い違いです。どちらかが意見を合わせてもらえる分には問題ありませんが、ここだけは譲れないという方も非常に多いです。

夫婦間で内容が固まらないと、いくら打ち合わせしても進みません。そのため、ハウスメーカーや工務店と打ち合わせする前に、家族間で意見の帳尻を合わせておきましょう。

また、ご両親や親族などの意見も取り入れるとなると、更に時間を要してしまします。そのため、意見を考慮する部分と、そうではない部分を決めておくことも大切です。

ショールームに足を運ぶ

住宅設備や建具などはショールームに足を運んで実物を見ることをおすすめします。

カタログだけでは見つけられない点もたくさんあるでしょう。色合いが異なったり、オプションなどの良さが分かるようになります。実際に手に取ってみてみると、使いやすい、使いにくいなど区別できるようになるでしょう。

しかし、たくさんのショールーム行けば悩む要因にもなり、効率が下がってしまいます。そのため、ある程度メーカーを絞って見に行くようにしましょう。

事前にショールームを見ることで、ハウスメーカーや工務店との打ち合わせの際、即決できるようなります。

注文住宅の打ち合わせを効率よく進めよう!

今回、打ち合わせ回数を減らす8つのコツを解説してきました。

注文住宅の打ち合わせはかなりの労力を費やしてしまうため、長くなるほど嫌になってしまう人も多いです。しかし短ければ、打ち合わせ不足が原因で理想のマイホームを建築できない場合もあるでしょう。

打ち合わせは回数よりも内容が大切です。

事前準備を怠らず、8つの効率アップ作業をすることで、自身が望むマイホーム建築ができるでしょう。

人生で一番大きな買い物になるかもしれない注文住宅です。途中で嫌になったとしても、頑張った先には幸せな家が待っていると思い、打ち合わせに望みましょう。

●この記事の監修 サティスホーム本社営業部長:小林大将
●この記事の監修
サティスホーム本社営業部長:小林大将

2級建築士と宅地建物取引士の資格を取得後、サティスホームで現場監督を10年経験。携わらせて頂いたお客様は200棟以上。その後、本社営業部長としてお客様の家づくりをお手伝いさせて頂いてます。
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