土間のある家

鈴鹿市

OUTLINE

竣工年月

2018年6月

延床面積

175.13㎡・52.9坪

階数

2階

工法・構造

在来工法 耐震等級3相当

家族構成

夫婦+子供2人

間取り

6LDK

本体価格

3300万円

外観

  • 大屋根と差し掛け屋根の立派な外観です。玄関部分だけ外壁をブラウンの木目にして立体感を強調しました。3つの掃き出し窓の奥はLDKのように見えますが、じつは居室ではなく土間があるのみ。日本の伝統家屋でよく見られる「通り土間」と呼ばれるもので、玄関から建物の奥まで廊下のように長く伸びています。通り土間はある程度の面積を必要とするので取り入れるには難しい面もありますが、利便性が高く、最近になって人気が高まってきています。こちらのお家では、玄関ドアを開けたときに、外から通り土間の奥まで見えないように玄関まわりをルーバーで目隠ししました。

リビング

  • 通り土間に面したLDKです。靴を脱いですぐにメインの居場所に上がれるという、スムースな動きが想像できます。通り土間は縁側のようでもあり、段差に腰掛けてくつろぐこともできますね。ちなみに、土間はここで終わりですが、突き当たりに大きなミラーを設置しているため、まだ奥があるように見えます。床板は短手方向に貼りました。一般的には長手方向に貼ると空間を広く見せることができますが、土間に立った時の視点で奥行きが感じられるようにしています。

ダイニング

  • ファブリックと木目の組み合わせに温かみを感じます。LDKは約14畳とコンパクトサイズであるため、リビングとダイニングを兼ねた「リビングダイニング」を採用しました。テーブルセットは、場所を取らずに大人数にも対応できるL字型。ペンダントライトのかわいらしい灯りの下、家族ならではの距離感で楽しく食卓を囲むことができます。もちろん、土間に向けて大きく開いた空間なので窮屈さはなく、カーテンを開ければのどかな田園風景を楽しむこともできます。

玄関

  • 通り土間の全貌です。和室、客間、LDKに面していて、各場所に靴をはいたままアクセスできます。買い物の荷物の運び入れなどがとてもラクで、老後の生活を考えても使い勝手がよさそうです。また廊下と同じように、各エリアのプライバシーを保つ役割も果たしています。せっかくの長い土間なので、表面の仕上げ方もにこだわりました。混ぜ込んだ砂利を露わにする「洗い出し仕上げ」は、左官屋さんの職人技。美しい上に、すべりにくいというメリットがあります。

畳コーナー

  • 畳コーナーは、LDKの広さを損なわないように扉はつけず、小上がりの段差で空間を仕切りました。さらに角を落としたことで空間がより広がり、動きやすく、また安全性も高まっています。内装は、伝統的な障子に市松のモダンな縁なし畳を合わせた和洋折衷。畳表をよく見ると、編み方も市松柄になっているのがわかります。市松に市松を重ねたお洒落な遊びですね。障子の外はもちろん土間。通りに面した町家にも似た風情があります。

写真ギャラリー

間取り

  • 土間のある家
    【check1】玄関から家の奥まで直接案内のできる洗い出し床の土間通路
    【check2】ヘリ無し半畳のタタミコーナーは床を1段UPしてスッキリとした印象に
    【check3】バルコニーへと繋がる広いホールで洗濯物を畳んで棚にすぐ収納できます

INTERVIEW

家づくりのきっかけ

近く迎える定年に備えて「第二の人生を楽しく過ごす家」を建てようと、二年前に友人に誘われてサティスホームの見学会に行ったのが始まりでした。

家づくりの想いで

簡単に家が建てられない土地でしたが、何度も何度も足を運んでいただき、幾度となく訪れる問題にも熱心に向き合っていただきました。こだわった玄関土間や小上がり畳、新築建設はスムーズにいくことばかりでなかったですが、幾度となく訪れる問題にも、担当の営業さんと監督さんには言葉に表すことのできないほど感謝の気持ちでいっぱいです。

サティスホームで家づくりを検討している方へ

この家で過ごす中で、改めてサティスホームさんに決めて良かったと、心から思います。それは、これからこの家で過ごす毎日が、幸せであることに間違いないからです。

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