土地探しはどこに行けばいい？家を建てたい人におすすめの依頼先と選び方

注文住宅を建てる方の多くは土地も購入します。建売住宅や分譲住宅であれば土地とセットで購入することが可能ですが、どうしてもゆずれない立地もあるでしょう。立地は通勤・通学、買い物に大きく影響します。ましてや今後一生同じ場所に住み続けることにもなりえるでしょう。そのため土地は住宅を建築するうえで最優先事項と言っても過言ではありません。とはいえ土地探しはどこに依頼すればいいか分からない方も多いのではないでしょうか。本記事では土地探しに依頼先と選ぶ際のポイントを紹介します。これから注文住宅の建築を検討している方はぜひ参考にしてください。

土地探しはどこに行けばいい？おすすめの依頼先は？

土地探しと言えば「不動産会社」をイメージする方も多いのではないでしょうか。しかし他にもたくさんの土地情報を保有している会社が存在します。ここでは4つの依頼先を紹介します。

土地探しの依頼先１不動産会社

先ほどもお伝えした通り、不動産会社は土地情報を多く保有しています。さらに大手になるほど、情報量は豊富です。近年ではインターネットで土地情報を調べることができますが、多くは売れ残り物件です。売れ残る理由には以下のような例が挙げられます。
● 家を建築するために造成工事や擁壁工事が必要となり、莫大な工事費が追加となる。
● 立地が悪い。
● 価格は安いものの、接道がなく建築できない。
● 前面道路に水道管が入っていないため、引き込み工事に費用がかかる。
● 隣地所有者とトラブルになりやすい。

一方不動産会社に聞けば、インターネットに掲載されていない土地情報も保有しています。広く公開されていない土地であるため、他の方に購入される心配はありません。ただし土地を購入する方の多くはローンを利用するため、審査が通っているかは気にするポイントです。また悪徳不動産も存在するため、見極めする能力が求められます。

土地探しの依頼先２建築会社

建築会社も土地情報を多く保有しています。自社で土地を所有している会社もあれば、不動産会社と情報交換を行っている会社も多いです。不動産会社の立場とすれば、「土地を早く売却したい、しかしローンが通る人か不安」というのが本音。そのため建築会社へ土地情報を流し、ローンが通る人を紹介してほしいという見解です。建築会社に相談すれば、ローンの審査もでき、土地情報を得られるメリットがあります。一方で、「土地を紹介してくれた建築会社で家を建てる」というのが暗黙のルールです。もちろん土地だけ購入しても良いですが、一般的にはセットで建築するものです。建築会社としては、「土地を紹介したのに他社で建築するのであれば、他のお客様に紹介したいと思うのは必然です。」そのため建築会社を選んでから土地情報を確認することをおすすめします。また建築会社に土地を探してもらう場合、土地に合わせたプランも検討してくれるメリットがあります。、自身で土地を探した場合、想定する間取りが建築できるのか、そもそも建築できるのかは判断できません。しかし、建築会社であれば、その点も考慮して紹介してくれます。せっかく自分で探した土地なのに建築できなかったというのであれば、時間の無駄になってしまいます。効率を上げるためにも建築会社へ相談しましょう。

土地探しの依頼先３金融機関

金融機関も土地情報を保有しています。資産運用部やファイナンシャルプランナーのいるため、顧客から土地を売却したいという相談も多く受けています。相続税を納税するために土地を売却する方や、現金に変えるために売却したい方も数多くいらっしゃいます。そのため金融機関から情報を得ることも可能です。ただし、金融機関を経由して土地を購入する場合、住宅ローンはその金融機関で組むのが暗黙のルール。建築会社同様、紹介してもらった先で借入するのが一般的です。多少金利が高くても土地を優先する方にはおすすめです。とはいえ、ローンの審査も行っていない方が、「土地を紹介してください」と言っても教えてくれることはないため、建築会社と融資の相談しつつ確認してみましょう。

土地探しの依頼先４情報誌

広告や新聞などにも土地情報は掲載されています。インターネットが一番土地探しをされている方が見ていますが、情報誌にも掲載されていることがあります。もちろん掲載元は不動産会社ですが、ネットにも掲載されていない情報がある場合もあります。

土地探しはどこに行けばいい？選び方のポイントは？

では土地探しをする際はどのような点を意識すればよいのでしょうか？ここでは3つのポイントを紹介します。

立地

土地探しで最も重要なのが「立地」。場所が悪ければ通勤・通学が嫌になり、自然とストレスを感じてしまいます。そのためエリアを絞って土地探しを行うようにしましょう。とはいえ立地は1か所だけに限定してはいけません。例えば〇〇区もしくは〇〇区と最低でも2か所は決めておきましょう。1か所だけにすると、見つかりにくくなり、家を建築するまでに時間がかかってしまいます。その結果経済動向に合わせて、建築費やローンの金利が高くなってしまう可能性も高いです。人によっては土地が見つかるまで5年かかったというケースも少なくありません。そのため複数のエリアは決めておきましょう。

地形

家を建築する際は、「正方形」や「長方形」が好ましいとされています。家の形は土地の形状に合わせて建築します。変形地な土地では建物の形も複雑となり、建築費用も高くなってしまいます。そのため形のきれいな土地を探すことをおすすめします。最も良いのが区画整理など、地形がきれいになっている場所です。ただし価格が割高になってしまうため、相場価格や住宅ローンの借入限度額を考慮して見つけましょう。

価格

土地には相場価格というものが存在します。名前の通り、土地の価格が適切であるかを判断するために用います。相場価格を調べずに土地を購入すると、大きな損をすることにもつながりかねません。相場価格は坪単価で比較できます。坪単価とは一坪あたりの単価の事を指します。例えば60坪の土地の価格が2,400万円の場合、坪単価は40万円ということです。坪単価を調べておかないと購入する予定の土地が「高いのか、安いのか」判断できません。不動産会社から言われた情報だけを鵜呑みにすると、高い土地を購入することにもなりかねないため、事前に調べておきましょう。なお坪単価を調べたい方は土地総合情報システムで過去の売買実例を見ることができます。ぜひ活用してみてください。

まとめ

今回は住宅を建築する際に必要となる土地探しの依頼先と選び方のポイントを紹介しました。多くの方は土地探しといえばインターネットを思いつきますが、売れ残り物件が多いため、不動産会社に直接聞いた方が良いでしょう。しかしローンが通っていなければ情報を教えてくれないケースもあるため、建築会社への相談をおすすめします。また土地を見つけたけど建てられなかったというケースも無くなるでしょう。さらにローンの相談も承っているため、土地探しからマイホームの完成まで一括で承ってくれます。とはいえたくさんの建築会社があるため、自身に合う会社を見つけることから始めましょう。