【注文住宅のリビング】間取りの決め方と成功例・失敗例

【注文住宅のリビング】間取りの決め方と成功例・失敗例

リビングは家族全員が集まる空間であり、コミュニケーションを取る場所でもあります。しかし子供も大きくなると自分の部屋にいる時間も多くなるでしょう。そのためできれば使いやすいリビングの間取りにして、家族が集まりやすいようにしたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。とはいえどのような間取りが良いか分からず、建築会社との打ち合わせも進まないという方もいらっしゃいます。そこで今回、リビングの間取りを決める際の3つのポイントと成功例・失敗例を紹介します。これから注文住宅の建築を検討している方はぜひ参考にしてください。

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注文住宅 リビングの間取りの決め方 3つのポイント

リビングの間取りを決める際はこれから紹介する3つのポイントを意識してみましょう。

機能性・デザインで決める

リビングはデザインで決めても良いです。主に照明やクロスなどを自分好みにすることでオリジナルデザインのリビングが完成します。また家具などを配置した時のエアコンの位置なども一つのポイントとなります。注文住宅は世界で一つだけのマイホームを造ることができ、リビングもオリジナリティあふれる空間のデザインとしても良いでしょう。

費用で決める

リビングは大きくなるほど施工面積が増えるため費用が高額となります。一般的な住宅のリビングは14帖から20帖前後ですが、大きなリビングにしたい方は25帖や30帖に設定する方もいらっしゃいます。もちろん敷地の面積なども関連してくるため誰でもできるわけではありません。またリビングを大きくしたがあまりに建築費も高額となったという方もいらっしゃるため、費用と大きさのバランスを考慮して決めることも一つのポイントです。

施工例を見て決める

リビングの間取りのイメージができない方は実際の施工例を見て決めても良いでしょう。住宅展示場や見学会などに足を運び、完成しているリビングの間取りを見て参考にしましょう。また雑誌やインターネットなどの画像や写真も非常に参考になります。気に入った間取りがあれば建築会社の方へ相談し、施工できるか確認してみましょう。

注文住宅 リビングの間取りの成功例

ここではリビングの間取りの成功例を3つ紹介します。リビングで悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

リビングの成功例①:日当たりが良い南側リビング

家の中で最も日当たりが良いのは南側であるためリビングを最大限配置し、明かりが十分確保できたという成功例です。基本的に家の南側は日当たりの面から部屋を配置した方が良いです。リビングを北側に配置すると暗い部屋となってしまいます。そのため光が入りやすい横長リビング配置もおすすめです。

リビングの成功例②:広々とした空間で動きやすい

狭いリビングは家具を配置すると動線上物が足に当たったりします。しかし広々としたリビングにしたためぶつかることもなくスムーズに動けたという成功例です。もちろん敷地面積や建築予算の兼ね合い上、リビングを大きくできない可能性もあります。しかし一工夫すると大きなリビングを確保することも可能です。その点は建築会社のプロへ相談してみましょう。

リビングの成功例③:クロス一面変えるだけでおしゃれな空間に

一般的なクロスは白が多いですが、リビング一面をアクセントクロスとして色を変えるだけでおしゃれになります。クロスにもたくさんの種類やデザインがありバリエーションも豊富です。モダンな住宅やナチュラルな住宅、北欧住宅などに合わせてクロスを変える方も多くいらっしゃいます。

注文住宅によくあるリビングの間取りの失敗例

一方成功例だけでなく失敗例も多くあります。ここでは代表的な事例を3つ紹介します。

リビングの失敗例①:吹き抜けをしたら部屋が温まらない

暖かい空気は上昇していくため、吹き抜けにすると部屋が温まりにくくなり、失敗したという事例です。近年の住宅では吹き抜けの人気は高い一方、家の温度調整が難しくなります。またエアコンのパワーを強くする方も多く、光熱費が高いと感じる方もいらっしゃいます。近年日本の電気料金が上昇傾向にあるため、吹き抜けにすると月々の光熱費も高くなる可能性もあります。

リビングの失敗例②:コンセントの位置を考えていなかった

リビングのコンセントの位置を考えておらず、配線だらけとなってしまい、見栄えが低下したという失敗例です。リビングの間取りを考える時は家具の配置とコンセントの位置は連動しなければいけません。配線をうまく隠すのも間取りを考える際に必要なポイントです。

リビングの失敗例③:床暖房を取り付けたけど使わなかった

寒い地域では必需品ともいわれる床暖房ですが、意外と関西の方では不要とも言われています。あったら便利ということで取り付けたものの結果使用せず、無駄な費用となった失敗例も多くあります。冬の寒い時期にはありがたい設備ですが、床暖房が必要な程寒いか見極める必要があります。後で後悔しないためにも、みなさん取り付けているか建築会社の方へ確認しておきましょう。

注文住宅のリビングの間取りが決まらない場合のコツ

リビングの間取りが決まらない方は、これから紹介する3つのコツを意識しましょう。

今住んでいる家のリビングと比較する

注文住宅を建築される方の多くは既存の住宅からの引っ越しです。今住んでいるリビングの大きさは皆さんお分かりでしょう。その大きさをもとに注文住宅のリビングがどれほど多ければよいかイメージしてみましょう。住宅展示場などのモデルルームは最低限の家具しか置いておらず、広々と感じている方も多いです。しかし住んでみると物が増え、狭く感じるという方もいらっしゃるため、「今の住宅の1.5倍・2倍はあれば十分かな」と想定しておくと良いです。

家具のレイアウトを決めておく

間取りを決める際家具のレイアウトを決めておくと後々後悔するということは減ります。先ほどのコンセントの位置同様、どの家具をどこに配置するか決めておきましょう。また配置する家具の大きさなどもイメージしておくと、間取りが決めやすくなります。

施工例をたくさん見てみる

雑誌やインターネットでリビングの施工例をたくさん見てみましょう。気に入ったデザインのものなどがあれば建築会社の方へ相談します。建物の配置上や洋室・寝室などの兼ね合い上理想のリビングはできない場合もあります。とはいえ、どのようなイメージを持っているかは建築会社の方にとっては非常に参考になる点です。

注文住宅 リビングの間取りの注意点

リビングの間取りを決める際は、建築予算と他の間取りへの干渉を十分考慮しましょう。先ほどもお伝えした通り、リビングが大きくなれば延床面積が増え建築費用が増えてしまいます。費用を増やさないでリビングを大きくしたい場合、他の部屋が小さくなる可能性もあります。そのため、単純に大きさだけを意識するのではなく、トータルの建築費と他の部屋とのバランスを十分考えて作成しなければいけません。具体的な内容は建築会社の方へ相談してみましょう。

【注文住宅 リビング】間取りの決め方まとめ

今回注文住宅のリビングの間取りの決め方と成功例・失敗例を紹介してきました。リビングは家族が集まる空間であり、過ごしやすい場所にしなければいけません。とはいえ単純に大きくするだけでは予算にも影響が出るでしょう。うまくバランスを取るためにも建築会社の方へ相談し、納得いく間取りを考えることをおすすめします。

●この記事の監修 サティスホーム本社営業部長:小林大将
●この記事の監修
サティスホーム本社営業部長:小林大将

2級建築士と宅地建物取引士の資格を取得後、サティスホームで現場監督を10年経験。携わらせて頂いたお客様は200棟以上。その後、本社営業部長としてお客様の家づくりをお手伝いさせて頂いてます。
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