旦那様の中には新築住宅を建築する際に書斎が欲しいと思う方も多いです。書斎は趣味のスペースとして利用でき、自分だけの空間として人気が高いです。また近年では在宅ワークが増えてきており、自宅でも仕事ができる環境が求められてきています。とはいえせっかく書斎を作るのであれば納得いく間取りにしたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回、注文住宅の書斎の間取りの決め方を解説します。また書斎の成功例と失敗例も重ねて紹介するため、これから注文住宅の建築を検討している方はぜひ参考にしてください。
注文住宅 書斎の間取りの決め方 3つのポイント
書斎の間取りを決める際は、これから紹介する3つのポイントを意識しましょう。
機能性・デザインで決める
一般的に書斎は洋室と変わりはありません。ただし仕事をする環境として、落ち着いた色合いにすることもポイントの一つです。壁紙の色や床材の色を落ち着きあるデザインにして変えても良いでしょう。とはいえ具体的なデザインのイメージもつかない方もいらっしゃるのではないでしょうか。その場合雑誌やインターネットで写真や画像を見てイメージしてみましょう。
費用で決める
書斎の間取りを費用から逆算して決めることも可能です。部屋も大きくなるほど建築費は上がります。またダウンライトやエアコンなども取り付けるとより費用にも反映されるでしょう。そのため注文住宅の建築予算を考慮しながら費用面を意識して、間取りの大きさやオプションで決めても良いでしょう。
施工例を見て決める
実際の書斎の施工例を見て決めるのも一つの方法です。住宅展示場や見学会にいけば書斎を設置した住宅を見ることができるため参考になります。気に入ったデザインのものがあれば写真を取っておきましょう。後々建築会社の型と打ち合わせをする際に役立ちます。
注文住宅 書斎の間取りの成功例
ここでは書斎の成功例を3つ紹介します。
書斎の成功例①:デスクを置いても十分なスペースの大きさにした
書斎ではPCを置いて作業する方が多いです。また最近ではモニターを2台3台と設置する方も増え、大きなデスクを設置している方も多いです。書斎の大きさを十分に確保することで使い勝手の良い空間となり成功したという例もあります。
書斎の成功例②:収納スペースも確保した
書斎とはいえ収納スペースは欲しいところでしょう。本棚を作る方もいらっしゃれば、クローゼットなどを取り付ける方もいらっしゃいます。書斎であっても荷物が増えていく可能性もあります。収納できるスペースは確保しておくと良いでしょう。
書斎の成功例③:住宅のデッドスペースを有効活用できた
階段下のデットスペースなどを活用した書斎です。階段下は物置などの用途が一般的ですが、ある程度の高さがあればデスクを置けるほどにもなります。デットスペースを有効活用することで無駄のない住宅にすることが可能です。
注文住宅によくある書斎の間取りの失敗例
成功例を3つ紹介しましたが、書斎の間取りで失敗した事例も多くあります。ここでは3つの失敗事例を紹介します。
書斎の失敗例①:家族スペースと書斎スペースが近すぎた
書斎で仕事をする方であれば、ある程度静音の状況が求められます。しかし家族があつまるリビングなどと近い場所に設置すると、書斎まで音が届いてしまい仕事に集中できないなどの失敗例も多いです。書斎を取り付ける際は場所を十分考慮した間取りを検討するようにしましょう。
書斎の失敗例②:造作家具にしたもののレイアウト変更ができない
本棚やデスクを造作大工で作成したあまり、書斎のレイアウトを変更できない状態となったという失敗事例です。造作工事での家具はオリジナルな魅力がある反面、後で変更できなくなるデメリットがあります。後々レイアウトを変更したくてもできず後悔したという事例もあります。
書斎の失敗例③:コンセントの位置が悪かった
書斎とはいえコンセントの位置は重要です。コンセントの位置が悪いと配線が見えてしまい見栄えが低下してしまいます。そのため間取りを検討する際もコンセントの位置を十分考慮しておく必要があります。
注文住宅の書斎の間取りが決まらない場合のコツ
書斎の間取りが決まらない場合は以下の3つのコツを抑えておきましょう。
使用用途を明確にする
書斎は仕事をするスペースだけでなく、趣味のスペースとして利用する方もいらっしゃいます。用途によって間取りの大きさは異なってくるでしょう。また荷物も増えてくると狭い書斎では置くことができない可能性もあります。そのため間取りを考える際はレイアウトを踏まえた上で大きさを考えましょう。
たくさんの間取りを見る
書斎の間取りを決める際は、たくさんの間取り例を見て研究することが大切です。書斎が完成してから「あれを取りつけばよかった」「もう少しレイアウトを考えればよかった」という失敗例も多いです。住宅は3回建てれば満足いく家が完成するとも言われています。とはいえ3回も建築できないのが実態です。そのためたくさんの間取り例を見て気に入ったポイントをチェックしておきましょう。
インターフォンの音が聞こえることも重要
インターフォンはリビングに設置することが多いです。リビング近くに書斎を配置すると先ほどの失敗例のように音が届いてしまう状況になります。とはいえ書斎にいる時に来客があった際は対応できる状態でなければいけません。そのためインターフォンが聞こえる場所に配置することもポイントの一つです。インターフォンは音量調整できますが、大音量にするとリビングに居る際に驚いてしまいます。そのため書斎にいても来客対応できる場所の位置での設置を検討しましょう。
注文住宅 書斎の間取りの注意点
書斎の間取りを検討する際は他の部屋への干渉を検討しましょう。書斎を作ったあまり他の部屋が小さくなり使い勝手が悪くなったという事例もあります。もちろん書斎を優先するのであれば、話は別になりますが、他の部屋とのバランスも考慮しなければいけません。しかしバランスと言われてもイメージできない方も多いため、建築会社の方からアドバイスを頂きましょう。数多くの住宅を建築してきた経験とノウハウがあるため、書斎に関する間取りについてもプロフェッショナルです。お客様により良い提案をしてくれるでしょう。
【注文住宅 書斎】間取りの決め方まとめ
今回注文住宅の書斎の間取りの決め方と成功例・失敗例を紹介してきました。書斎で仕事をする方は、音を意識して場所を検討しなければいけません。また趣味のスペースとして活用する場合は、ある程度の広さは必要となるでしょう。しかし単純に大きくするだけでなく、他の部屋とのバランスも考慮しなければいけません。また設計段階でレイアウトも考慮しておくことも一つのポイントです。
サティスホーム本社営業部長:小林大将
2級建築士と宅地建物取引士の資格を取得後、サティスホームで現場監督を10年経験。携わらせて頂いたお客様は200棟以上。その後、本社営業部長としてお客様の家づくりをお手伝いさせて頂いてます。