コンパクトハウスは老後におすすめ!シニア向けの間取りやリフォームを解説

コンパクトハウスは老後におすすめ!シニア向けの間取りやリフォームを解説

20坪台など、比較的小さな一戸建ての住まいである「コンパクトハウス」は老後の暮らしにぴったりで、子育てや仕事が一段落したシニア世代の方におすすめです。

本記事ではその理由について解説するとともに、シニア層に人気の平屋や、すでに戸建て住宅を所有している方が知りたいリフォームのポイントについてもお伝えします。

床面積を縮めることで、建築費用を抑えられるほか、掃除やメンテナンスなど様々なメリットがありますので、一戸建てを計画している方はぜひ参考にしてください。

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コンパクトハウスが老後に最適な理由

はじめに、コンパクトハウスがどうして老後におすすめなのか、最適な理由を紹介します。

(1)シニア世代の家族構成などの理由

★コンパクトハウスが老後に最適な理由:シニア世代の特徴に合う

老後におすすめできる理由は、以下2つの理由に大別されます。

● シニア世代の家族構成などの理由
● 高齢者でも暮らしやすくなる理由
● 建築費用・居住後の費用が安くなる

まずは老後・シニアの方の家族構成や年齢的な特徴に関連して、おすすめできる理由を紹介します。

子どもが巣立ち居住する人数が少なくなるから

老後の多くのケースでは、子どもが成長して巣立ち、家に居住する人数が少なくなります
夫婦二人暮らしの場合や、一人で老後を過ごすケースもあるでしょう。

一人から二人で暮らす住まいを建てる場合、あまり大きな住まいは必要ではありません。
国土交通省が公表している居住面積水準によると、一人の場合は55㎡(約16.64坪)二人の場合は75㎡(約22.69坪)でも、豊かな生活を実現できる広さを確保できるとしています。

参考:国土交通省 住生活基本計画における「水準」について

このように、一人、または二人暮らしの場合は床面積が小さくても問題ない場合が多いですので、コンパクトハウスを老後の選択肢として検討してみましょう。

一体的な間取りでヒートショックを防げる

コンパクトハウスはリビング・ダイニング・キッチンなど各間取りの床面積を抑えられますので、各間取りがつながった一体的な空間を作りやすくなります。
各間取りがつながることで、リビングなどに設置した空調機器の適温が他の間取りにも伝わっていきます。

脱衣室やお風呂の空気を温めることにもなりますので、リビングなどとお風呂の温度差で体調不良を引き起こす、ヒートショックを軽減できるでしょう。
ヒートショックは急激な温度差により血圧が急激に上下することで発生します。
1年間で17,000人が亡くなっているデータもありますので、コンパクトハウスの一体的な間取りで対策を取りましょう。

参考:消費者庁 高齢者の事故に関するデータとアドバイス等

趣味を楽しめる空間を意識して設計できる

 

★コンパクトハウスが老後に最適な理由:趣味を楽しめる空間を意識して設計できる

床面積を抑えられるコンパクトハウスでは、建築費用を節約できますので、建築後に手元に残る資産を増やせますが、設備や仕様を高めるなど暮らしの水準を高めることにも利用できます。
特に老後の暮らしにおいては、趣味を楽しめる空間づくりに利用することもできます。

現役世代として働いているときは、まとまった時間を取りづらいことから趣味を諦めていた方も、老後なら時間を確保できます。
バイクを楽しむためのガレージ、ガーデニングを楽しむための庭、手芸を楽しむためのワークデスクなど、老後を楽しむための家づくりに予算を割り振ることも検討してみましょう。

高齢になっても自宅がある安心感を得られる

コンパクトハウスのような一戸建てを所有することは、高齢になったときに自宅を所有している安心感にもつながります
高齢になると、賃貸住宅の契約・入居を断られることはよく聞く話です。
しかし一戸建てを所有していれば、賃貸住宅への入居を断られる心配はいりません。

また、電気代などの維持費や固定資産税といった継続して発生する費用も安価で、自宅を維持し続けやすい点も、床面積の小さなコンパクトハウスであることのメリットです。

(2)高齢者でも暮らしやすくなる理由

続いて、高齢者がコンパクトハウスで暮らしやすくなる理由を紹介します。

リビング・寝室・トイレなど使用頻度の高い部屋が近い

暮らし方は人によって異なりますが、多くの人はリビングやダイニングでくつろぎ、就寝時は寝室に、またトイレや洗面所を利用することにもなります。
主要な間取り同士を行き来するとき、広い家であれば一度廊下に出たり階段を利用したりして、移動が大変に感じられます。
また、廊下やトイレは暖房が行き届いておらず、暑さ・寒さを感じる場合もあります。

コンパクトハウスであれば、利用頻度の高い部屋が近く移動が楽な暮らしになるでしょう。
特に足腰が弱りがちな老後の暮らしでは、使用頻度の高い部屋同士が近くにあるメリットを強く感じられます。

物を溜め込まずに済みシンプルに暮らせる

★シンプルなイメージの内装デザイン

住まいをコンパクトにすることで、生活するスペースや収納の総量が限られます。
結果として物を溜め込まない、シンプルな暮らしを実現できます

高齢になると思い出の品が増えますが、遺品となった場合に遺族が処理に困ることとなります。
広い家に十分な収納を確保することを求めがちですが、床面積を絞り、持ち物を断舎離する方針も検討しましょう。

住まいの体積が少なく冷暖房が効きやすい

コンパクトハウスにすることで住まいの体積が少なくなり、冷暖房が効きやすい点もメリットです。

暑い時期にすぐに冷え、寒い時期にすぐに温まれば、身体的な負担を減らすことができ健康にもよい影響を期待できます。
快適な室温を保てますので、暑さ・寒さによるストレスを感じづらく、温熱環境による心理的負担が小さくなるでしょう。

床面積がコンパクトで掃除の負担が少なくなる

★コンパクトハウスのメリット:床面積がコンパクトで掃除の負担が少なくなる

老後の生活をコンパクトハウスで過ごすと、掃除の負担が少なくなるメリットも感じられます。

高齢になると各種動作がゆっくりになりますので、様々な家事が負担に感じる可能性があります。
ここで床面積の大きな住まいを選択した場合、日々の掃除が負担になるかもしれません。
コンパクトハウスなら、掃除する範囲もコンパクトにでき、掃除の負担が少なくなります。

コンパクトハウスを選択して床面積を絞ることで、日々掃除する際の負担を軽減できます。
家は広い方がよいと思われがちですが、老後こそコンパクトな暮らしを検討することをおすすめします。

(3)建築費用・居住後の費用が安くなる

コンパクトハウスには、建築費用や居住後の経済的なメリットもありますので紹介します。

リフォームにかかる費用も安価になる

コンパクトハウスは内装・外装リフォームにかかる費用が安価になる点もメリットです。

床面積が抑えられますので、床・壁・天井といった内装の面積も小さくなります。
加えて屋根・外壁の面積もコンパクトになりますので、内装・外装どちらもリフォームの費用を抑えられます。

65歳で取得して90歳まで自宅で生活した場合でも、複数回発生する可能性があるリフォーム。
リフォームは平均で381.5万円ほどかかる調査結果もありますので、老後も経済的に安定した暮らしを続けるためにも、リフォームにかかる費用を抑える工夫を取ることをおすすめします。

参考:住宅リフォーム推進協議会 住宅リフォームに関する消費者(検討者・実施者)実態調査

屋根や外壁などの点検範囲が少なく管理が簡単

★コンパクトハウスのメリット:点検する面積が小さくなり管理が簡単に

コンパクトハウスは床面積に加えて、屋根や外壁などの面積もコンパクトになりますので、点検にかかる労力を軽減できるでしょう。

特に平屋のコンパクトハウスでは、脚立さえあれば足場を利用せずに屋根を確認できますので、台風の後や地震の後、壁面や屋根の状態を簡単に確認できるでしょう。
業者に依頼して点検する場合でも、点検の費用を抑えられます。

管理しやすいことから点検の頻度を上げて、屋根や壁面の異常を早期に発見でき、建物の耐久性を高めることも可能です。

家具・家電を購入する費用を抑えられる

床面積がコンパクトになることは、建物本体の建築費用を抑えられることに加えて、家具や家電を購入する費用が少なくなる点もメリットです。

エアコンのほか、テレビや除湿機など、各種家電の大きさや容量も小さくでき節約につながります。
ソファやダイニングテーブルなどの家具類もコンパクトなものを選択することとなりますので、家具に関する費用を抑えられるでしょう。

浮いた費用は老後のための費用に回すこともできますし、設備や家具のグレードアップに利用することもできます。

効率的な冷暖房で光熱費を節約できる

★コンパクトハウスのメリット:効率的な冷暖房で光熱費を節約できる

エアコンなど空調機器を使用する際の機器負担も小さくなりますので、光熱費を節約できる点も嬉しいポイントです。

設定温度を上げても十分に効果を感じられますので、毎月の電気代の節約を実感できます。
エアコンを導入する際の容量も小さなものを選べますので、10年に一度ほど、買い替えする際の費用も抑えられるでしょう。
老後の生活は働いていた頃に比べて収入が落ちていますので、毎月の電気代を抑えられると精神的にも安心できます。

シニアにおすすめの平屋コンパクトハウスの特徴

続いて、シニア世代におすすめできる「平屋」のコンパクトハウスにはどういった特徴があるのか確認しましょう。

階段を利用せずに済み優れた日常動線になる

平屋にすることで、階段を利用せずに過ごせる点は大きなメリットです。

足腰の機能が弱くなることに不安を感じるシニア層にとって、コンパクトハウスは移動する範囲が限られることから、過ごしやすい間取りになります。
加えて、平屋建てを選ぶことで上下方向の動線もなくなりますので、日常生活を送る上での動線を短くできるでしょう。

掃除や洗濯など家事動線にも優れた間取りに

★平屋コンパクトハウスの特徴:掃除や洗濯など家事動線にも優れた間取りに

日常生活の動線のほか、掃除や洗濯など家事動線にも優れた間取りになります。

たとえば洗濯について、1階で洗濯し2階で干す家庭は多いもの。
しかし水を吸った洗濯物は重く、階段を利用しての移動が大変に感じることもあるでしょう。
平屋であれば、洗濯のとき、掃除のとき、階段を使わずに済みますので、日常的な家事が楽になることを期待できます。

【関連コラム:家事動線のいい間取りにするためのポイントやアイデアとは?】

車椅子を利用しやすくバリアフリー性が高い

上下方向の移動がなくなることは、住まいのバリアフリー性が高まることにもつながります。

たとえば、車椅子を利用する方が家族にいる場合、平屋であれば階段がありませんので全ての部屋にアクセスできます。
また、コンパクトハウスであることで移動距離が短くなり、移動の手間を最小限に抑えられます。

なお、バリアフリー性の高い住まいは、近年人気を博しているロボット掃除機にとっても稼働しやすい環境といえます。
階段がなく、部屋間の仕切りがないことで、全ての間取りに進入でき労力をかけず家中をキレイに保てます。

リビングを中心に各部屋に移動しやすい

床面積を抑えるコンパクトハウスでは、階段や廊下といった「移動のためだけの空間」がなくなるよう設計されます。

結果として、広々と一体的なLDKを中心に水回りや玄関、和室といった間取りが作られますので、家族がくつろぐリビングを中心に各部屋にアクセスしやすい間取りといえます。
自然と家族がリビングに集い、コミュニケーションを取りやすい環境が整います。

庭が近く自然との触れ合いを図れる

★平屋コンパクトハウスの特徴:庭との距離が近く利用しやすい点がメリット

平屋のコンパクトハウスは、建物のいずれの部屋でも庭が近く、自然との触れ合いを楽しめる点も特徴的です。

一戸建てを建てる目的のひとつに、家庭菜園を楽しみたいことや、ガーデニングで花を楽しみたいといったものがあります。
こうした方にとって、各部屋と外のつながりが密な平屋のコンパクトハウスがおすすめです。

地震の揺れが少なくなり安心

地震の揺れが小さくなることも、平屋コンパクトハウスのメリットです。

地震は建物の高さが高くなるほど揺れが増幅されますので、平屋にするだけで揺れのエネルギーを抑えることができます
また、コンパクトハウスはLDKを中心とした一体的な間取りを作りやすいことから、外観も凹凸が生まれにくくなります。
シンプルな形状の方が揺れの力が一箇所に集まりづらく、建材の破損などを防ぐ効果も期待できます。

【関連コラム:耐震等級3の費用|いくら必要?メリットや基準や調べ方も】

建築費用が安価でローンを組まなくてもよい

平屋のコンパクトハウスは、一般的な広さの一戸建てよりもコンパクトで、場合によっては3分の2ほどの費用で建築できる可能性があります。

建築費用を大幅に抑えられた結果、貯めていた預貯金での支払いが可能となり、ローンを組まずに済む可能性があります。
住宅ローンの重荷を抱えずに生活できますので、キャッシュ一括での支払いも検討してみましょう、

老後お一人様のケースでは趣味に特化できる

★平屋コンパクトハウスの特徴:趣味に特化した間取りにすることも可能

平屋コンパクトハウスは、特にお一人様での老後用に建てる場合、趣味に特化した住まいを建てられます

たとえば、外から室内まで続く土間でマイバイクをリビングで眺められるように。大型のホームシアターとサウンドシステムを設置して好きな映画を迫力ある映像・音で鑑賞できるように。
こうした趣味性の強い暮らしも、平屋コンパクトハウスにして建物全体の費用を抑えれば、節約した分の予算を活用して実現可能です。

加齢に伴うリフォームをしやすい

シニア層にとって、平屋のコンパクトハウスは加齢に伴うリフォームをしやすい点もメリットです。
高齢になると、手すりやスロープの設置など、バリアフリー化するリフォームが必要になるときがあります。

平屋のコンパクトハウスであれば手元に資金を残しておけますし、バリアフリー化のリフォームを見越した設計(手すりやスロープ用に余裕をもった設計にするなど)にすることも可能です。

コンパクトハウスのリフォームのポイント

具体的に、コンパクトハウスではどのようなリフォームが求められるのでしょうか。
設計の段階で考えておきたい、また老後リフォームのとき取り入れたいポイントを紹介します。

(1)間取りに関係するリフォームのポイント

リフォームのポイントは、間取りに関係するもの、暮らし方に関係するものに分かれます。
まずは、間取りに関係するポイントを紹介します。

寝室とトイレの位置を近くする

★コンパクトハウスのリフォームのポイント:寝室とトイレの位置を近くする

シニア世帯がコンパクトハウスで過ごす上で取り入れたいポイントは、寝室とトイレの位置を近づけることです。

一般的に、高齢になるとトイレを利用する回数が増えます。特に夜間、トイレに行く際に寝室と距離があると、移動に負担を感じることになります。

配管類も含めた大型リフォームをする場合は、寝室とトイレの距離を近づけることも要望に含めましょう。

寝室に洗面台があるとさらに便利に

トイレに加えて、寝室や付近に洗面台があるとさらに利便性が高まります。

廊下など移動のための空間を節約するコンパクトハウスでは、洗面台をLDKに設置するケースもあり、ご家族によっては洗面台を使うとき落ち着かないというケースも。

寝室に隣接した場所、または寝室に洗面台があることで、来客があった場合でもリラックスしてメイクやスキンケアを楽しめます。

キッチン・洗面所は座って利用できるように配慮

シニア世帯でリフォームする場合は、キッチンや洗面台前の通路に余裕幅を設けイスを置けるようにして、座って調理・洗面などをできるようにすると便利です。

キッチンや洗面所は比較的長時間利用することになるため、足腰への負担が問題になることがあります。
イスを設置することで座りながら立ちながら、姿勢を変えて利用できるようにすると体への負担が少なくなるでしょう。

(2)暮らし方に関係するリフォームのポイント

続いて、ライフスタイルに関係して、知っておきたいリフォームのポイントを紹介します。

長い老後を意識した設計内容にする

★コンパクトハウスのリフォームのポイント:長い老後を意識した設計内容にする

コンパクトハウスでリフォームする場合は、老後が長く続くことを意識した上で設計に反映することが大切です。

体力に余裕のある50・60代にコンパクトハウスのリフォームをすると、バリアフリー性を意識せずにリフォームしてしまう可能性があります。

しかし、60歳を過ぎた頃から急激に老化が進行する例もありますので、70歳・80歳など、体力の低下が見られた後のことを意識しながらリフォームを検討しましょう。

将来的な介護の仕方を想像しておく

バリアフリー性を意識したリフォームに加えて、シニア世代でのリフォームは介護を意識した設計も重要になります。

段差のないリビングや玄関、各室の仕切りが引き戸で開閉が容易であること、手すりをつけても余裕のある通路など、将来介護が必要になった場合に、費用・手間をかけずに対応できるよう配慮してリフォームを検討することをおすすめします。

電動シャッターなど防犯を意識した間取り・設備に

手すりやスロープのある住まいは、高齢者が住んでいることが外から分かります。
空き巣などのターゲットにもなりやすいことから、防犯を意識した間取りや設備を検討する必要があります。

たとえば、窓に格子をつけて防犯対策していることをアピールしたり、侵入窃盗の入口になる掃き出し窓に電動シャッターを取り付けることも効果的です。

和室は将来不要になる可能性を考える

★コンパクトハウスのリフォームのポイント:和室は将来不要になる可能性を考える

高齢者世帯にとって、柔らかな感触で温かみのある畳のある部屋はメリットが多いように感じられます。
しかし、高齢になった際には、布団からの出入りや立ち上がりが足腰の負担となることがあります。
また、福祉用の器具を設置する場合も、畳が傷んだり、掃除しづらいといったデメリットを感じるケースも。

リフォームをする際には、和室をそのまま更新することに加えて、和室から洋室へリフォームすることも同時に検討しましょう。

気密・断熱性など基礎性能の向上を目指す

大規模なリフォームをする際には、気密性・断熱性など、住宅の基礎的な性能の向上を目指すこともおすすめです。

間取りや設備を更新することも快適な住環境につながりますが、温熱環境を改善することで、さらに快適な環境を作れます。
特に高齢になると、ヒートショック(急激な温度変化による血圧変化から生じる体調不良)の影響を受けやすいこともありますので、断熱性能を高めるリフォームがおすすめです。

コンパクトハウスの間取りアイデア

記事の終わりに、コンパクトハウスを建てるとき、利用できる間取りの事例を紹介します。
採用したいアイデアを、ご自宅の新築・リフォームに取り入れてみましょう。

多目的に利用できる造作カウンター

★コンパクトハウスの間取りアイデア:多目的に利用できる造作カウンター

床面積を抑えるコンパクトハウスでは、同じ間取りに複数の役割を持たせることが効果的です。
本事例では、キッチン対面にカウンターを設けていますが、食事や読書、テレワークなど多くの目的に利用できます。

乾燥機やランドリールームの導入

★コンパクトハウスの間取りアイデア:乾燥機やランドリールームの導入

同じ空間に複数の目的をもたせる意味では、脱衣室に乾燥機を設置したり、除湿機を利用したランドリールームとして活用することもおすすめです。
洗濯物を干す場所を節約でき、洗濯動線を短くできますので体力的な負担を減らすことにもつながります。

十分な収納力を誇るウォークインクローゼット

★コンパクトハウスの間取りアイデア:十分な収納力を誇るウォークインクローゼット

コンパクトハウスを目指す場合でも、必要十分な収納力は必要です。
事例のように大きな集中収納があれば、居室の細々したものも一挙に収納でき、リビングやダイニングをいつも整頓した状態に保てます。

余裕のある玄関・ポーチと屋根

★コンパクトハウスの間取りアイデア:余裕のある玄関・ポーチと屋根

外構などを検討する場合、余裕ある玄関・ポーチのスペース、および屋根を設置することをおすすめします。
居住者が若い頃も便利に利用できますし、高齢になってからも雨よけ、スロープ用のスペースなど活躍するでしょう。

LDK和室の一体的な空間

★コンパクトハウスの間取りアイデア:LDK和室の一体的な空間

コンパクトハウスを建てる場合は、LDKや和室などが一体的になった間取りがおすすめです。
同じ空間にまとめることで視線が遠くに抜け、同じ床面積でも部屋が広く感じられます。
柱や壁、ドアがないことで動線が自由になり、動きやすい点もメリットです。

まとめ:コンパクトハウスは老後におすすめ

20坪前後と比較的小さな住まいを目指す、コンパクトハウスについて解説しました。

コンパクトハウスは、建築用の予算が限られる若年層だけでなく、シニア層に向けても以下の理由でおすすめできます。

● 子どもが巣立ち居住する人数が少ない
● 各種動線が短く日常・家事動作が楽になる
● 一体的な間取りで冷暖房が効きやすくヒートショックを防げる
● 趣味など暮らしを楽しむ時間を確保できる
● メンテナンスや電気代などを抑えられる

特に平屋の場合はバリアフリー性が高くなることから、元気な60歳代の方から、足腰に不安を感じ始めた方まで、広くおすすめできます。

これから注文住宅を建てる予定のある方は、住まいを広く大きく建てることもおすすめです。
一方で床面積をコンパクトにまとめて、設備や仕様にこだわったり、手元に資金を残して生活に余裕を持たせる、コンパクトハウスの選択肢も検討してみましょう。

●この記事の監修 サティスホーム本社営業部長:小林大将
●この記事の監修
サティスホーム本社営業部長:小林大将

2級建築士と宅地建物取引士の資格を取得後、サティスホームで現場監督を10年経験。携わらせて頂いたお客様は200棟以上。その後、本社営業部長としてお客様の家づくりをお手伝いさせて頂いてます。
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