ランドリールームの収納アイデアとおすすめの選び方

「ランドリールーム」とは、洗濯機・乾燥機・アイロン台などを収納した洗濯専用のお部屋のことを指します。家事スペースを確保し、洗濯物の管理や整理に役立ち、家族の生活を快適にするための空間です。とはいえ注文住宅を建築する方の多くは初めてであるため、どのようなレイアウトにすればよいか分からない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ランドリールームの収納アイデアと選び方を紹介します。これから注文住宅を建築する方はぜひ参考にしてください。

ランドリールームの収納アイデア

ここではランドリールームの収納アイデアを紹介します。

洗濯機の上に収納を設ける

洗濯機の上に、収納棚を設けることで、洗剤などの取り出しが楽になります。オーソドックスな収納スペースですが、多くの方から支持を受けているため、設置する方が多いです。ただし、以下の点に注意しなければいけません。
● 女性でも手が届きやすい高さにすること
● 低すぎたり、奥行きがありすぎたりすると背の高い方は頭をぶつけることも
● 物を置きすぎると散らかって見える

収納棚を設置する際は、事前にどれくらいの寸法が適切か考慮しておく必要があります。特に身長が低い女性では、ものが取れないという失敗例もあります。さらに物を多く置きたいがために、奥行きがある収納を設ける方もいらっしゃいますが、背の高い方の場合、頭にぶつかる可能性もあります。最悪の場合は目にぶつかり、大事故にもつながりかねません。そのため洗濯機の上に収納を設ける際は、適切な大きさを選ぶようにしましょう。

壁に収納スペース

洗濯機の上ではなく、壁面に収納スペースを設ける方法です。壁を一部くりぬいた状態のようにすることで、物が置ける状態になります。もちろん建物の構造や配線によってはできない場合もあります。そのため、壁に収納スペースを設ける際は建築会社の方に確認しておきましょう。

小物を掛けられるフックを使用

日常的に使うドライヤーやヘアアイロンを掛ける場所としてフックの人気が高いです。100円ショップで購入できるため、コストも低いというメリットがあります。フックを掛ける場所は各家庭によってことなりますが、一般的には鏡のある洗面所の近くです。ただし家電がむき出しになってしまうため、シンプルなデザインにしたい人や物を置かない状態にしたい人には向いていません。

洗濯機にマグネットを設置

洗濯機の側面にマグネットを設置し、ハンガーなどを置けるスペースにする方法です。普段使用しないハンガーの収納場所に困る方も多いのではないでしょうか。100円ショップなどで購入できるマグネット式ケースを使うことで、きれいに収納することができます。問題ないとは思いますが、洗濯機が磁力に弱いというケースもあるかもしれません。事前に家電量販店の担当者に確認しておきましょう。

収納が多い洗面化粧台

洗面化粧台の中でも収納が多いタイプに人気があります。一般的には鏡の裏は収納スペースとなっている商品が多く、歯ブラシや化粧品をしまうことができます。しかし収納が多い洗面化粧台は、さらに奥行きがあったり、下棚の収納スペースが広かったりする特徴があります。もちろんコストが割高になってしまいますが、ランドリールームが散らかる可能性は低くなるでしょう。洗面化粧台を選ぶ際は、実際にショールームに足を運び、どれくらいの収納力があるのか確認しましょう。

100円ショップの商品を有効活用

収納BOXなどが購入できる100円ショップの商品をうまく組み合わせ、有効活用した収納が数多くあります。収納を造作工事して作るとコストが高くなってしまいます。そのため一部を100円ショップなどで代替品として使う方が多いです。近年の100円ショップの商品は、クオリティだけでなく、デザイン性にも優れています。有効活用すればおしゃれなランドリールームの収納にすることも可能です。

すのこを使って収納棚をDIY

100円ショップやホームセンターなどで購入できるすのこを使って作った収納棚です。コストも安く、ペンキなどを使って好きな色やデザインにすることが可能です。カフェなどのような雰囲気の収納棚などのデザインが特に人気です。また、すのこ自体が軽いため、壁に取り付けることもできます。タオルを掛けたり、洗濯機用の洗剤などを収納したりするのにおすすめです。

インターネットでたくさんの施工例を見る

インターネットで「ランドリールーム　収納　アイデア」と検索すると、数多くの施工例が挙げられています。おしゃれなものから利便性の高いもの、新築工事と一緒に工事するものから後付けできるものとさまざまです。気に入ったデザインがあれば、自宅の建築状況に合わせて設置してみてもよいでしょう。

ランドリールームにおすすめの収納の選び方

ランドリールームの収納アイデアをご紹介させていただいた通り、さまざまな方法があります。気に入った方法を取り入れてみましょう。とはいえどのように選べばよいか分からない方もいらっしゃるため、ここではランドリールームの収納選びのポイントについて紹介します。

デザイン性も考慮された収納であるか

せっかく新築するマイホーム。ランドリールームもおしゃれな空間にしたいと思う方も多いのではないでしょうか。収納を設ける際はデザイン性も考慮しておきましょう。「空間のデザインと合った収納であるのか」「収納を設けて違和感がないか」などを確認しておくと、おしゃれなランドリールームにすることができます。一般的にランドリールームは白で統一するケースが多いです。しかしそこにカラフルな収納を取り入れてしまうと、コンセプトがわからなくなります。もちろんワンポイントとして色合いを入れても良いですが、色が多過ぎると見栄えも低下してしまうため注意が必要です。

何を収納するかを考慮して決める

収納スペースは十分にあった方が良いものの、大きく設けるとランドリールームの空間の大きさにも影響します。そのため何を収納するのかを決めてから選ぶことをおすすめします。大きすぎる収納を設けても、結果収納スペースが余ってしまったという事例もあります。余るようであれば、収納スペースではなく、ランドリールームの面積を大きくした方が良いでしょう。上記のような失敗に繋げないためにも、事前に何を収納するのかを決めておくことが大切です。

使いやすい収納であるか

収納スペースは物をしまっておくだけでなく、取り出す場所でもあります。毎日使用する洗剤などが取り出しやすいような収納であるかをチェックしておくことが大切です。ランドリールームに収納スペースを設けたものの、使い勝手が悪い状態なのであれば洗濯をするたびにストレスを感じてしまいます。さらに収納スペースにしまわず、使いやすいように洗濯機のそばに置いたままになっている家庭も多く見受けられます。せっかくおしゃれなランドリールームを作ったのにも関わらず、物が散乱しているように見えてしまうため、物を取り出しやすく使いやすい状態であるか確認しておきましょう。

動線や作業の邪魔にならないかチェックする

ランドリールーム内に収納を設ける際は、収納スペースが邪魔にならないかチェックしておくことが大切です。収納スペースが壁面より出ていると、「洗濯がしにくい」「頭や腕などがぶつかる」などにも繋がる可能性があります。さらに収納の角が尖っていると、ぶつかった際はとても痛く感じてしまいます。そのため、ランドリールームに設ける収納が、家事などをする際に邪魔にならないか確認しておきましょう。

コスト面も考慮

ランドリールームに設置する収納はコスト面も考慮する必要があります。収納は造作工事となると価格は高くなります。一方家具屋などで購入できる既製品であれば、コストを抑えることが可能です。さらに100円ショップなどで購入できるものをうまく組み合わせることで、安価に収納を作ることができます。もちろん収納のクオリティだけで判断するのであれば、造作工事がおすすめです。しかしコストが高すぎると建築費用にも影響がでます。ランドリールームに収納を設ける場合は、コストも考慮しておきましょう。

施工例も見てみる

収納アイデアではインターネットでの検索を紹介しましたが、実際どれくらいの広さ、使いやすさなのかを確認するためにも施工例を見てみることが大切です。もちろん気に入った収納デザインの施工例をすべて見られるわけではありません。しかし住宅展示場やモデルルームなどを確認すると、ある程度イメージすることができます。後悔しないランドリールームの収納を作るためにも、実例を見てみることが大切です。

ランドリールームの収納アイデアとおすすめの選び方まとめ

今回はランドリールームの収納アイデアと選び方について紹介しました。収納アイデアは数多く挙げられます。新築住宅の建築と同時に、造作工事で作るものから後付けできるものまでさまざまです。さらに収納アイデアによってコストが大きく異なるため、費用に合わせた収納を設置しましょう。ただし、家事をするうえでの動線や収納量などには注意しなければいけません。事前に何を収納するのかを考慮し、使いやすいものを取り付けるようにしましょう。