平屋をコの字にするデメリットは?解消方法やメリットと間取りの注意点を紹介

平屋をコの字にするデメリットは?解消方法やメリットと間取りの注意点を紹介

近年ではコの字やロの字の住宅が人気です。海外のヴィラのようなデザインであり、どこか高級感を感じる住宅です。また2階への上り下りが大変だと感じる方も増え、平屋の需要が高まっています。2つの観点から、コの字の平屋住宅を建築する方も増加傾向となりつつあります。しかしコの字の平屋にはデメリットも存在します。事前に理解しておかないと、完成してから後悔することにもつながりかねません。そこで本記事ではコの字の平屋のメリット・デメリットを紹介します。またデメリットの解消方法も解説するため、これから注文住宅の建築を検討している方はぜひ参考にしてください。

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平屋をコの字にするデメリットは?

コの字の平屋を建築した場合、以下の5つのデメリットに繋がる可能性があります。

建築費が割高になる

コの字の平屋は構造が複雑なため、建築費用が割高になる可能性があります。建築会社によって異なるものの、坪2万円〜5万円前後と高くなるケースが多いです。例えば、延べ床面積が25坪の場合、通常の形をした平屋よりコの字の平屋の方が「50万円〜125万円」ほど、価格が高くなるということです。また、中堅メーカーや大手メーカーとなると、間取りが決められた規格プランが多く、コの字の平屋の間取りのプランがない場合もあります。その場合は、自由に間取りが決められる自由設計となるため、工事費用が高くなります。

広い敷地が必要

通常の平屋と比較すると、コの字平屋の方が建築面積が大きくなるため、広い敷地が必要となります。そもそも平屋は2階建てに比べると建築面積が大きくなる傾向になります。建築面積は敷地に対して建築できる割合が定められている建ぺい率によって制限が設けられているため、2階建てと比較すると平屋の方が広い敷地が求められます。

施工したことがない建築会社もある

コの字平屋の方の施工実績のない建築会社もあります。しかし施工実績がなくても建築会社は断りません。とはいえ実績がないと聞くと不安に思う方も多いでしょう。特に規格プランだけを販売している会社などは、知名度があっても注意しましょう。どの会社でも施工できるというわけではないため、必ず施工例を見てから工事を依頼することをおすすめします。

落ち葉などが貯まりやすい

正方形や長方形の間取りと比べて、コの字平屋は玄関前に落ち葉やごみが貯まりやすくなるため、定期的な清掃が必要です。コの字の凹み部分には、飛んできた落ち葉が集まりやすくなります。さらに凹み部分に玄関を設けた場合、風の強い日は玄関を開けた瞬間に家の中に落ち葉が飛んでくる可能性もあります。

間取りのレイアウトを慎重に検討する必要がある

コの字の平屋は間取りのレイアウトを慎重に検討しなければいけません。本来住宅は正方形や長方形の方が、間取りの作成がしやすいものです。家の間取りはパズルと同じで、必要な部屋や設備、空間をはめていくように決めていきます。しかし正方形や長方形と比べてコの字の方がパズルとして認識すると難しいのは理解できる方もいらっしゃるでしょう。そのためじっくり間取りを決めていかないと、使い勝手の悪い住宅になります。

コの字の平屋はデメリットだけ?メリットは?

この字の平屋のデメリットを紹介しましたが、メリットもあります。ここでは5つ紹介します。

日当たりが良くなる

コの字の平屋は、自然光を取り込みやすくなる間取りが多いため、日当たりの良い家づくりができます。もちろん通常の平屋での間取り次第で日当たりを良くすることは可能ですが、中庭に面するサッシを大きくすることができます。さらに風通しも良くなるため、室内の空気の入れ替えをしやすくなるメリットもあります。ただし、平屋は2階建てより低い建物です。隣地に大きな建物が建築されていると、日当たりが一気に悪くなります。そのため、「南側道路に面した土地」か「隣地に大きい建物がない場所」がおすすめです。また、将来的に大きな住宅が建築される可能性もあるため、場所に十分注意する必要があります。

デザイン性が高い

冒頭にもお話しした通り、海外のヴィラのようなコの字の平屋は、デザイン性が高くおしゃれです。通常の平屋と比べて、形もおしゃれな点が大きなメリットともいえるでしょう。さらに外観や外構などにこだわると、高級住宅のようなイメージにすることも可能です。

中庭が使いやすい

コの字の平屋に縁側を設置することで、中庭が使いやすくなります。近年ではウッドデッキの人気が高く、中庭との相性も高いです。お庭でガーデニングを楽しみたい方や、子どもが遊んでいるところを確認しながら外の空気を感じたい方にはピッタリです。

他の平屋との差別化

おしゃれなコの字の平屋は人気が高いですが、未だ多く施工されているわけではありません。そのため一般的な平屋と比べて差別化が取れます。通常の平屋を建築するよりひと際目立つ住宅にすることができます。友人や知人に自慢することもできるでしょう。

コの字の平屋のデメリットを解消する方法と間取りの注意点

コの字のメリットを紹介しましたが、やはりデメリットが気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここではデメリットの解消方法と間取りの注意点を解説します。

コスト面を抑えるために工務店で建築する

コの字の平屋を建築したい方は、コスト面を抑えるために工務店で建築することをおすすめします。大手ハウスメーカーや中堅メーカーと比較すると、工務店の建築費用は以下の通り安い傾向にあります。
<25坪の平屋の本体価格(税抜き)>

工務店 中堅メーカー 大手ハウスメーカー
1,400万円~1,700万円前後 1,800万円~2,200万円前後 2,300万円~2,600万円前後

もちろん建築会社によって価格は異なるため、一概には言えないものの、工務店で建築することで、費用を抑えることができます。また近年の工務店は大手ハウスメーカーと引けを取らないほどの施工技術を持ち合わせております。工務店と聞くと、「安いから仕上がりもいまいちなのでは」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。工務店は大手ハウスメーカーや中堅メーカーと比べて、施工現場が少ないため、現場監督の目が行き届きやすい特徴もあります。そのため仕上がりも良く、長持ちする住宅を造り上げることが可能です。もちろんその他にもさまざまな要因が挙げられますが、顧客に寄り添ってくれる営業マンだけでなく、現場の施工技術も高いメリットがあります。コストだけでないため、一度完成物件を見てみても良いでしょう。

建築会社に土地を見てもらってから購入する

土地を購入して住宅を建築する方は、購入前に建築会社の方に土地を見てもらいましょう。土地を購入してから「敷地面積が足りない」「擁壁工事が必要となった」「地盤補強工事が必要」となったケースも多いです。そのため事前に「この土地に建築する場合、何か問題点はありますか」と聞いておきましょう。建築会社の方に土地を見てもらうと、イメージ図を作成してくれます。コの字の平屋がきれいに収まる土地なのかはもちろん、その他に必要な工事なども把握することが可能です。不動産会社では建物に関して詳しくない方も多いため、必ず建築会社の方に土地を見てもらうようにしましょう。

たくさんの施工例を見てから間取りを検討する

コの字の平屋を建築する際は、たくさんの施工例を見ておきましょう。施工例を見ることで、どのような間取りにしたいのかイメージしやすくなります。コの字の平屋だけでなく、建物の間取りをたくさん見ることは、注文住宅を建築するうえで重要です。もちろん雑誌やインターネットで画像検索しても良いですが、できれば実際の施工例を見るようにしましょう。画像や写真では、大きさのイメージができないためです。相談している建築会社に施工例を見せてもらったり、展示場などに足を運んだりすることで施工例を見ることができます。

生活動線を考慮した間取りにする

たくさんの施工例を見たうえで、生活動線を考慮した間取りを意識しましょう。コの字の平屋はおしゃれな住宅であるため、見栄えやデザインばかりを意識してしまう方が多いです。しかし住宅は住みやすさが最も重要です。生活動線を考慮した間取りでないと、各部屋への行き来が面倒となり、家事もしにくい部屋となってしまいます。今後長く住む住宅ですので、しっかり動線を考慮しておきましょう。「動線のイメージができない」「どのような間取りにしたらよいか分からない」という方は、建築会社に相談することをおすすめします。

コの字とロの字の平屋のデメリットを比較

コの字の平屋と比較されやすいのがロの字の平屋です。おしゃれな平屋住宅の間取りとしてそれぞれ人気がありますが、どのような違いがあるのでしょうか。ここではロの字の平屋にフォーカスをあて紹介していきます。

ロの字の平屋とは

ロの字の形をした間取りは、建物の中央部分が中庭のようになっている特徴があります。この字の場合、玄関部分が凹んでいるのに対し、ロの字は凹みがなく、中央部分だけ空いている空間となります。もちろん、コの字の平屋のように好きな間取りにすることができます。しかしロの字と比べて壁の施工面積が多い傾向にあるため、建築費は多少割高になる傾向にあります。

ロの字の平屋のメリットとは

ロの字の平屋のメリットは主に以下の3つ挙げられます。
● 風通りが良い
● 中庭が完全プライベート空間になる
● ライトアップでおしゃれな中庭にすることができる

ロの字の醍醐味は中庭です。中庭の周りはサッシを設けることが多いため、風通りが良い状態となります。また、建物の中央に中庭があるため、バーベキューなどを行う際、周りからの目線を気にすることもありません。また、中庭をライトアップすることで、よりおしゃれな家にすることも可能となるメリットがあります。

ロの字の平屋のデメリットとは

コの字と異なり、ロの字の場合の間取りは以下のデメリットが挙げられます。
● 中庭にごみが貯まりやすい
● 中庭の排水工事が必要
● 平屋の中で最もコストが高い

ロの字の場合、中庭のメンテナンスが必要となるデメリットがあります。コの字は玄関に落ち葉やごみが貯まりやすいですが、ロの字は中庭に貯まる傾向にあります。風が吹いても四方で囲まれていることから、逃げ場がなく貯まっていきます。また、屋外であるため、雨水などの排水工事も必要です。その他にも平屋の中でもっとも施工面積が大きいため、工事費用が高いデメリットがあります。

コの字とロの字の平屋どちらがよい?

コの字とロの字の平屋、どちらの方が良いのでしょうか。結論は「好み」です。どちらもデザイン性が高い住宅であるため、好きな方を選んでも良いでしょう。ただしどちらかというと、ロの字の方が施工面積が大きいため、建築コストが割高になる可能性が高いです。コストだけを優先するのであれば、コの字方がおすすめですが、中庭でバーベキューなどを楽しみたいという方は、ロの字でもよいでしょう。どちらにするか悩んでいる人は、施工例を見て比較してみてください。

コの字の平屋のデメリットまとめ

今回はコの字の平屋のデメリットについて解説しました。通常の平屋と比較すると、建築費は割高となり、より広い敷地面積が必要となります。そのため建築会社の選定が一つのポイントともなるでしょう。工務店で建築すれば、コストを抑えることも可能です。とはいえコの字の平屋を施工したことのない会社もあるため、必ず施工実績を確認してから依頼するようにしましょう。またコの字だけでなく、ロの字の住宅も人気です。プライベート空間を意識したい人はロの字の平屋も検討してみてください。

●この記事の監修 サティスホーム本社営業部長:小林大将
●この記事の監修
サティスホーム本社営業部長:小林大将

2級建築士と宅地建物取引士の資格を取得後、サティスホームで現場監督を10年経験。携わらせて頂いたお客様は200棟以上。その後、本社営業部長としてお客様の家づくりをお手伝いさせて頂いてます。
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