こんにちは☺くわばらです!!
台風の被害に遭われた地域の皆様の
復興をお祈りいたします。
さーて、今週の絵本は???
「注文の多い料理店」
作・宮沢賢治
絵・島田睦子
あまりにも有名な宮沢賢治のショートショート。
二人の若い紳士が白熊のような大きな犬を
二匹連れて猟銃狩りにやってきた。
案内の専門の鉄砲打ちともはぐれてしまい、
あまりの山のすごさに犬たちも泡を吐いて
死んでしまう。
すっかり道に迷ってしまった紳士たち。
ふと後ろを見ると・・・
立派な一軒の西洋料理店が現れました。
喜んで店に入る二人の紳士。
次々現れる扉とメッセージ。
「当軒は注文の多い料理店ですから、
どうぞそこはご承知ください。」
「注文はずいぶん多いでしょうが、どうかいちいち
こらえてください。」
と、不思議なメッセージ。
そのあと、
「お客さま方、ここで髪をきちんとして、
それからはきものの泥を落としてください。」
「鉄砲と弾丸をここへ置いてください」
「どうか帽子と外套と靴をおとりください。」
「ネクタイピン、カフスボタン、眼鏡、財布、
その他金物類、ことにとがったものは、
みんなここに置いてください。」
メッセージの意図を想像しながら
二人はその通り指示に従って部屋を
進むと・・・。
クリームを塗らされたり、
最後には「塩をもみこんでください???」
あれ?あれ??
ここは西洋料理を食べさせるのではなくて
来た人を西洋料理にして食べてやる家と
いうこと???
気づいた二人がガタガタ震えて
泣きじゃくっていると
死んでしまったと思っていた
あの白熊のような犬が部屋の扉を突き破って
部屋の中へ飛び込んできた。
部屋は煙のように消え、二人は助けられました。
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この絵本は子供のお気に入りで
小さい頃は繰り返し読まされました。
読み終わるまでに20分以上かかるので
ちょっと疲れますが・・・。
ストーリーはもちろん面白く、木版画で
特徴的な絵も素敵な絵本です。