こんにちは☺くわばらです!!
お気に入りの絵本を紹介しています。
さ~て、今回の絵本は?
「おばあさんのしんぶん」
文・絵/松本春野
原作/岩國哲人
戦後の苦しい時代。父親を戦争で亡くした
小学5年生のてつおはどうしても新聞が読みたくて
新聞配達を始めます。
近所のおじいさんから夕方読み終わった新聞を
読みにおいでと声をかけてもらい、毎日毎日
読みにでかけます。
1年、そしてまた1年。
ある年の冬、おじいさんが亡くなってしまいます。
おじいさんが亡くなった後も、
今まで通り新聞を読みに通ったてつお。
いつものように夕方尋ねると、
いつも新聞は真新しく、どうして?と
おばあさんに聞きました。
「いつもおじいさんが最初に読んでいたから。」と
にっこり微笑むおばあさん。
そんなある日。おばあさんも亡くなってしまいます。
お葬式でてつおは親類のおじさんから真実を知らされます。
「てつお、知っとったか?
みはらのおばあさん、ほんとはな、
字が読めなかったんだぞ。
おまえが毎日来るのが楽しみで、
おまえに読ませようと思って、
ずーっと新聞をとっておられたんだよ。」
大人になったてつおは、毎朝届けられる真新しい
新聞を開くたび、おばあさんを思い出します。
「新聞配達に関するエッセーコンテスト」
最優秀作を絵本化。実話を元にした絵本です。