こんにちは!!クワバラです!!
久しぶりの寒さと雨です。
こんな感じで春が近づいてくるのですね。
今年は息子の高校入学で色々モノがいるので大変です。
専用タブレット端末の購入も必須との事。
時代の変化にお金も心も準備が追いつかない
今日この頃です。
さーて今週の絵本は・・・
『1つぶのおこめ』
~さんすうのむかしばなし~
デミ 作
さくま ゆみこ 訳
インドの算数の昔話です。
インドのある地方に自分が正しいと
思い込んでいる王様がいました。
地方に住む農民に米を作らせ
そのほとんどを王様に召されていました。
王様は「飢饉のときに備えて
自分が蓄えておく。飢饉が来れば
みんなに分け与える。」と約束していました。
しかし、飢饉がやって来ようとも
米を分け与えるどころか
自分と家来の為に宴会を催すというのです。
それが王様らしいふるまいだと
思い込んでいたからです。
宴会の為に1頭の像がお米をどっさり入れたかごを
宮殿へ運んでいました。
ところがかごからお米がこぼれ落ちているでは
ありませんか!
それに気づいた村娘のラーニはスカートで受けて
王様へ届けました。
感心した王様は「褒美をとらせよう。
何でも好きなものを言うがよい。」と
ラーニにいうと、ラーニは
「今日はお米を1粒だけくださいませ。
そして、30日の間、それぞれ前の日の
倍の数だけお米をいただけませんか?
明日はお米を2粒。明後日はお米を4粒、
いうように」といいました。
王様はささやかなものだと、聞き入れ
1粒のお米をラーニにくれました。
16日目には32,768粒のお米が入った袋を
もらいました。
「案外と多くなるものだな」と王様は
思いましたが、さほど心配はしていませんでした。
21日目には1,048,576粒。
24日目には8,388,608粒の米を8頭のシカが
運んで来ました。
27日目には64かご分の米を神聖な牛32頭が
運んでくるまでになりました。
29日目には米蔵2つ分の米をもらい
最後の30日目には残っていた王様の4つの米蔵
のお米を256頭の像が運んできました。
ラーニがもらえるお米が536,870,912粒にも
なっていたからです。
ラーニはお腹を空かせている人たちに
お米を分け与え、王様にもケチなこころを
入れ替える代わりに1かご分のお米を分けると
いいました。
それからと言うもの王様は正しくて
賢い行いをするようになりました。
誰からも王様と呼ばれるにふさわしい
本当の王様になりました。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
小学校で億のくらいまで学習するころに
図書ボランティアで読み聞かせをしていました。
1粒のお米が30日後にはこんなになってしまうのですね!
不思議だけど本当のお話・・・。