注文住宅の間取りによくある失敗例とその原因

注文住宅の間取りによくある失敗例とその原因

注文住宅は、住んでから失敗したと気が付いても遅いです。

補修や修繕で直せる箇所もありますが、基本的には直せない箇所での失敗が多いです。

特に間取りに関しては多くの失敗事例があり、後悔している人も多数いらっしゃいます。

できれば注文住宅を建築するなら後悔したくない家を建てたいですよね。

とはいえ、住んでからでないと気がつかないこともあるかもしれません。

しかし、ある程度失敗事例を理解しておくことで、後悔する可能性は低くなることでしょう。

そこで今回、注文住宅の間取りのよくある失敗事例と原因、対策方法を紹介します。

これから注文住宅を検討する方は、ぜひ参考にしてください。

注文住宅の間取りによくある失敗例

いざ注文住宅が完成してから住んでみると、失敗したと感じる方も多いです。

失敗したと感じる点は人それぞれではあるものの、ここではよくある失敗例を18個まとめました。

1. 動線の失敗例
2. 水回りの失敗例
3. 子供部屋の失敗例
4. 和室の失敗例
5. 書斎の失敗例
6. クローゼット・収納の失敗例
7. ランドリールームの失敗例
8. 土間の失敗例
9. 吹き抜けの失敗例
10. ウッドデッキの失敗例
11. ガレージの失敗例
12. サンルームの失敗例
13. 中庭の失敗例
14. 二世帯住宅の失敗例
15. 平屋の失敗例
16. 3階建の失敗例
17. ペットに関する失敗例
18.ピアノに関する失敗例

重ねて原因と改善策も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

動線の失敗例

注文住宅の間取りでよくある失敗例の代表としては「動線を意識しなかった」という点です。

家事をするうえでの動線や、トイレに行くまでの動線を意識していなかったために、生活する上で不便と感じている方も多いです。

動線が悪いと、ストレスを感じてしまう方もいらっしゃいます。

「もっと動きやすい家にすればよかった」「なにするにも不便」と感じてしまい、せっかくのマイホームが嫌になってしまう失敗例もあります。

原因と対策

部屋の大きさや部屋数、設備などばかりを意識してしまい、動線の考慮をしていなかったのが原因になります。

そのため間取りを検討する際は、次の行動を起こしやすいための動線を考えてみましょう。

何度もドアを開ける必要がある動線は、生活する上で面倒となります。

また、曲がることなく次の部屋に行ける動線などを考慮することでも解消できます。

何度も間取り図を見てイメージすることで、動線が考慮されたプランであるかわかります。

他の物件でも良いですし、自身が注文住宅会社から提案されているプランでも良いです。

さまざまな間取りを見て動線について理解しておきましょう。

水回りの失敗例

一日に何度も行くのは、トイレや洗面所などの水回りではないでしょうか。

生活するうえでトイレや洗面台に行きますが、行くのが面倒と感じている方も多いです。

また水回りの代表格であるお風呂の換気を意識せず、湿気が溜まり、カビが生えてしまったなどの失敗例もあります。

原因と対策

トイレの位置が悪く、動線を考慮していなかったのが原因となります。

間取りを考える段階で、トイレなど水回りへの行きやすさを考えましょう。

また、トイレやお風呂には24時間換気システムがついているものの、やはり窓は必要です。

窓があれば日当たりも良くなるだけでなく、風通しも良くなります。

自然の風や光はカビを防げる要因となりますので、窓の設置は考慮しておきましょう。

子供部屋の失敗例

子供が増えた時用に子供部屋をつくったが、部屋が足りなかった、もしくは不要だったという失敗事例もあります。

将来のことなので、想定できないことではありますが、足りなくなった場合、狭い空間で暮らしていかなければなりません。

一方子供部屋が多い場合は、物置になってしまうことも考えられるでしょう。

原因と対策

やはり将来を見越したうえで子供部屋を検討する必要があるでしょう。

また子供が大きくなると、一人部屋は必要となります。

さらに性別が異なる子供であれば、ますます必要度は高くなることでしょう。

将来的なことはわからないことではありますが、ある程度想定して子供部屋を作るようにしましょう。

和室の失敗例

一応和室を作ってみたけど、全然使わなかったという失敗事例はよくあります。

和室は「あった方が良い」という意見もあれば、「まったくいらない」という意見もあり、「とりあえず作った」という方もいらっしゃいます。

原因と対策

両親が泊りに来た時用に和室を作っている方も居ますが、それほど泊りに来る回数は多いのでしょうか。

和室が好きな人であれば必須かもしれませんが、どちらでも良いという方は用途を考え直し、本当に必要であるか考え直してみましょう。

またそれ以外にどのような用途があるかも考え直せば、「いるか・いらないか」の判断はできるのではないでしょうか。

書斎の失敗例

在宅ワークが増えた近年では、自宅で仕事をする場所は必要と考えている方も多いため、書斎を作ったという方もいます。

しかし、ただの物置と化している方もいらっしゃいます。

原因と対策

書斎があるのは少しかっこ良いイメージもありますよね。

何かするために用意したという方も多いのでしょう。

しかし実際は何に利用するという目的は無くコストだけがかかっている方もいるのではないでしょうか。

書斎を作るときは、どのような用途で、使う予定があるのかを考え直してみましょう。

書斎が無ければ他の部屋が大きくなる可能性も十分あります。

クローゼット・収納の失敗例

収納の失敗は動線と同じくらい、もしくはそれ以上に失敗事例が多いです。

「収納個所が少なすぎた」という意見が多数あります。

部屋の大きさを優先するあまりに、クローゼットと収納スペースは少なくなったという失敗談があります。

原因と対策

今住んでいる家より収納を大きくする方が多いですが、想定以上に物が多くなり、収納個所が足りなくなかった方が多いです。

今住んでいる家をベースに考えてしまっているため、収納スペースが小さくなっていることが原因でしょう。

そのため、収納スペースは少し多いかなと感じるくらいでも大丈夫です。

また可能であれば、外の物置などを設置して対処しましょう。

ランドリールームの失敗例

ランドリールームを配置したけど、洗濯物を干す場所まで遠いと感じている方もいらっしゃいます。

洗濯物も量が多ければ運ぶのも大変ですよね。

女性ならなおさら重くて干すまでが大変だったという意見があります。

原因と対策

一般的にランドリールームは水回りに集約します。

そのためお風呂、ランドリールーム、トイレは近い場所にあることでしょう。

その方が建築コストを抑えることにつながります。

しかし、コストを重視したあまりに、干すまでの動線を考慮していなかったという方もいます。

動線を考えるのと同時に、ランドリールームの場所は考慮しておきましょう。

土間の失敗例

玄関ポーチや外構を土間に仕上げている方もいます。

見栄えも良くかっこ良いですよね。

しかし、土間の表面がひび割れしてしまったという事例もあります。

壊れる度に補修していたら毎回費用が掛かってしまったという失敗例があります。

原因と対策

土間の表面はモルタルで加工しているケースが多く、地震などが起きればクラックが入る場合もあります。

また、土間はスタイリッシュでかっこ良いですが、滑りやすい特徴もあります。

雨や雪の日は注意しておかなければなりません。

そのため、玄関はタイル、外構はアスファルトと土間をうまく配置するなどを考慮しておきましょう。

土間はコストも高いため、アスファルトなどにすれば建築費の圧縮にも繋がることでしょう。

吹き抜けの失敗例

おしゃれさや解放感を優先し、憧れの吹き抜けを作ったが、2階スペースが狭くなってしまったという失敗例があります。

さらに、リビングを吹き抜けにしたことで、暖房が行き届かず、部屋が寒いなどの事例もあります。

原因と対策

確かに解放感ある部屋は魅力的です。

しかし、先ほどもお伝えした通り、2階の居住空間が小さくなり、部屋も狭くなってしまう原因にもなります。

そのため吹き抜けを作る場合は、十分な住宅面積であることが必要となることでしょう。

とはいえ、建築予算との兼ね合いもあるので、本当に必要性が高いかどうか見極めて検討することが大切です。

子供が一人だけなど、部屋数も多く必要としない場合のみ、吹き抜けを考えてみることをおすすめします。

ウッドデッキの失敗例

近年ではウッドデッキも人気です。

外でご飯を食べたり、子供たちを遊ばせたりと用途は幅広いです。

しかし、雨にあたる場所になるので、カビが生えたり、虫が集まったりすることもあります。

また劣化しやすく壊れやすいため、設置して失敗したという方も多いです。

原因と対策

定期的なメンテナンスをしないため、ウッドデッキが傷んでしまい、劣化してしまったというのが原因で失敗例したという意見があります。

さまざまな種類のウッドデッキがあるものの、基本的には1年に1階はメンテナンスをするようにしましょう。

高圧洗浄機などで掃除し、防腐剤や防虫処理を行うことで、劣化することを防げます。

ただし、既製品に関してはメーカーに確認しておきましょう。

また、掃除するのも面倒だと感じる方は、そもそも必要なのかを考慮して見ることをオススメします。

手作りのウッドデッキの場合、万が一壊れている場合はケガの原因にもなるので十分注意しましょう。

ガレージの失敗例

愛車の駐車場を検討しているならガレージは欲しいですよね。

車好きならなおさら欲しくなるでしょう。

しかし、ガレージは大きな面積を要するため、敷地を大きく使います。

また場合によっては家の面積が小さくなってしまうことも考えられるでしょう。

また価格も安くはないので、建築費も大きくなります。

原因と対策

予算に余裕のある方や敷地が広い土地をお持ちの方は、ガレージを設置しても問題ないでしょう。

しかし、カーポートにより住宅面積が圧迫され、狭い注文住宅を建築してしまうのであれば考え直す必要があります。

さらに建ぺい率や容積率にも参入されるため、法律的な面でも考慮しておきましょう。

また、予算の兼ね合いもあると思いますガレージよりカーポートの方が一般的には価格が安いです。

クオリティは下がるかもしれませんが、カーポートでも十分な場合は一度検討してみてはいかがでしょうか。

サンルームの失敗例

サンルームとは、太陽の光をたくさん取り入れるように設計された空間のことです。

主に洗濯物を干す場所として使用されます。

日当たりのよい南側に配置するのが一般的ですが、それにより他の部屋が南側に配置できなくなる場合もあります。

そのため、日当たり良い部屋がリビングとサンルームだけというケースになってしまい、他の部屋の日当たりが悪くなってしまったという失敗例もあります。

原因と対策

洗濯物を干す場所は欲しいですが、他の部屋との兼ね合いも考える必要があります。

サンルームを作ることによって他の部屋が南側に配置できないのであれば、考え直してみるのもよいでしょう。

洗濯を干すだけの部屋が本当に必要なのか、他に用途はあるのかを検討することが大切です。

中庭の失敗例

憧れの中庭を作ったけど、「虫が多い」「湿気が溜まる」という意見もあります。

また、「土地が狭すぎて理想通りの庭を造れなかった」「ガーデニングが面倒になって放置している」などの失敗例があります。

原因と対策

中庭は緑を置ける場所でもあるので、インテリアとしても魅力です。

多くの方はおしゃれな中庭を作りたいと思うでしょう。

しかし、定期的な手入れやメンテナンスは必要です。

メンテナンスをしないと虫が発生する原因であったり、落ち葉だらけになってしまうことも考えられるでしょう。

そのため、継続的に維持管理ができるかどうかを考慮して判断しましょう。

二世帯住宅の失敗例

親との同居を考えた時に、二世帯住宅を選ぶ方も多いでしょう。

ご両親を心配する方が多く採用している住宅です。

しかし、夫婦のプライベート問題や嫁姑問題は後を絶ちません。

自分たちは大丈夫と思って二世帯住宅を建築したものの、当事者になってしまったという失敗例です。

原因と対策

二世帯住宅と言ってもプライバシーを保護できる間取りを考えなければなりません。

自宅の行き来が簡単にできるような間取りは控えるようにしましょう。

また、二世帯住宅を建築する際は、ご両親も注文住宅の建築に対する意見を言うかもしれません。

それでも、譲れないところははっきり主張しましょう。

平屋の失敗例

2階への上り下りもなく、コストも安いことから人気のある平屋住宅ですが、日当たりが悪くて失敗したという事例もあります。

南側に家があると、日当たりが悪くなってしまいますし、洗濯物も乾きにくいなどの要因にも繋がることでしょう。

原因と対策

南側に何か立っている、または今後何か立つ可能性がある場合、日当たりを考慮すると平屋は検討し直した方が良いでしょう。

南側道路であれば、何か立つ可能性は低いため、日当たりを意識しなくても問題ないかもしれません。

建物の敷地や場所を考慮すれば、平屋が合っているかどうか判断できることでしょう。

3階建の失敗例

3階建ての失敗例としては、やはり建築コストではないでしょうか。

木造であっても2階建てと3階建てでは、使用する建材料も大きく異なります。

注文住宅会社によっては、建築費が1.5倍前後違うというケースもあります。

3階建てに憧れがあり、マイホームを建てたものの、建築コストが高いがゆえに、毎月の住宅ローン返済額が高額という失敗例もあります。

原因と対策

土地の敷地上、3階建てを建築するしかないという場合もありますが、検討する際は2階建てや平屋と比較検討しましょう。

先ほどもお伝えした通り、3階建ての方が建築コストは大きくなります。

そのため2階建ての注文住宅と比較し、毎月の返済額を考慮した上で判断することをおすすめします。

高額な返済額は、生活費を圧迫する要因にもなりかねません。

ペットに関する失敗例

室内用のペットを飼われる方は、ペット仕様の間取りを検討している方も多いです。
もちろん何もされない方もいらっしゃいますが、床材を変えたり、空気清浄機などを設置したり、壁に見切りを入れたりしている方もいます。

しかし、万が一ペットが亡くなった際は、それらの仕様は不要となってしまったケースがあります。

原因と対策

もちろんペット仕様にすることで建築コストは大きくなります。

今後も長くペットと過ごす予定の方のみ、ペット仕様の住宅を検討するようにしましょう。

ピアノに関する失敗例

子供用としてピアノの練習をする部屋を作る方もいらっしゃいます。

もちろん自宅で練習できるのは大きなメリットです。

しかし防音室を作らなければ、家だけでなく、近所の方にもピアノの音が届いてしまい、迷惑をかけてしまった失敗例があります。

原因と対策

近所の方にピアノの音が届かないようにするためにも、防音室は必須です。

しかし、コストが高くなるため、慎重に検討する必要があるでしょう。

また、とりあえずという感覚で防音室を作った場合、もしかしたら音漏れする可能性も考えられます。

そのためピアノなど楽器を使用する場合は、周りの方に迷惑が掛からないようにしっかりした防音室をつくりましょう。

注文住宅の間取りの失敗を防ぐ方法

注文住宅の間取りは失敗したくないですよね。

「後悔してからでは遅い」となる前に、事前に失敗を防ぐ方法は5つありますので注意しながら間取りを検討しましょう。

・優先順位を決めておく

・部屋の大きさやイメージは体感しておく

・動線を意識しながら間取りを検討する

・将来的なことを加味して間取りを考える

・プロの意見を参考にする

間取りを考える際は、「ここだけは譲れない」「ここはコスト次第で考える」など大事な要望と、あれば良いかなという要望を分けておく必要があります。

「あれもこれもほしい」となってしまうと、建築費だけでなく、動線などにも影響を及ぼしてしまう可能性もあるでしょう。

注文住宅は理想のマイホームを建築できますが、住環境も考慮していかなければなりません。

どのような家であれば暮らしやすいかを考えて検討することが大切です。

また将来的にも必要な部屋か設備であるかも考える必要があります。

コスト圧縮だけでなく、メンテナンス費用の圧縮にも繋がります。

それらの費用がいくらかかるか分からない方は、注文住宅会社に確認してみましょう。

過去に何軒もの注文住宅を建築してきているわけですから、おおよそのコストがわかっています。

プロの意見も参考に間取りを検討することで、失敗を防ぐ方法に繋がります。

成功例を確認して間取りで後悔しないようにしよう!

これまで18項目の間取りの失敗例を紹介してきました。

しかしこれ以上にも失敗例は数多くあります。

しかし、注文住宅を建築して成功したという方も多くいらっしゃるので、それらの意見も参考にしましょう。

今回は間取りの失敗例の他に原因、対策も紹介させて頂きましたが、根本的にはゆっくり間取りについて考えることで解決することができます。

焦って注文住宅の建築を急いでも、後悔する建物が完成してしまうことも大いに考えられます。

時間をかけて慎重に考えて注文住宅を建築していきましょう。

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