こんにちは!クワバラです!
寒波がまたまたやって来ています。
皆様体調にお気を付けてお過ごしください。
さーて今週の絵本は・・・
『まゆ と おに』~やまんばのむすめ まゆのおなはし~
富安 陽子 文
降矢 なな 絵
サブタイトルの通りまゆはやまんばの娘です。
ある日、山で鬼に出合ったまゆ。
初めて見る鬼に全く怖がることもせず・・・。
お腹を空かしていた鬼は「遊びにおいで!」と
誘って、食べてやろうとたくらみます。
まゆを食べるためにお鍋にお湯を沸かそうと
薪を拾う鬼。
お風呂を沸かすと嘘をつき、巻き拾いを
頼まれたまゆは・・・。
木を一本引っこ抜き、バキバキと折って
薪の山を作りました。
鬼は驚いて、次は火を囲む石ころを
二つ三つ集めてくれとたのみました。
するとまゆは鬼の岩屋の壁を蹴り飛ばし
崩れた大きな岩を持ち上げて
火の周りにおきました。
鬼は大急ぎでたっぷり水を入れた鍋を
火にかけました。
お風呂だと嘘をつく鬼。
鍋のお湯がグラグラと沸き返ったところへ
「さあ、じょうちゃん。あついおふろにおはいり」
鬼がまゆを湯へ入れようと近づくと・・・
親切な鬼に先に入ってもらおうと思ったまゆ。
鬼をひょいとかかえあげると
「おさきにどうぞ」と鍋の中へ放り込んだのです。
おしりが熱くて熱くてたまらない鬼は
オンオン泣き出しました。
まゆは泣いている鬼を背中に担いで
大急ぎで家へつれていきました。
やまんばは火傷の手当てをしてあげて
特製おにぎりを作ってくれました。
「やれやれ やまんばのむすめっこだったかい。
どおりでたいしたちからもちじゃ」
その日から鬼とまゆは仲良しになりました。
鬼は二度とまゆを食べようなどとは思いませんでした。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
まゆのシリーズはほかにもあるみたいですね。
長く愛されるこどものとものお話。
皆さんも一度は目にしたことがあるものばかりです。
お子さんにもどうぞ・・・。