えほん VOL.67

えほん VOL.67

夏ですね。暑いです。

この間、営業の河村さんが夏が好きだと

話しておりました。

蝉の鳴き声にテンションが上がるそうです。

私は蝉の鳴き声でテンションだだ下がりです。

寒いのは我慢できても暑いのは苦手です。

2月生まれだから???

かと言って冬になるとなったで寒いのはチョット・・・

と、言っているのですが☺

さーて、暑いので冬の絵本でも紹介します。

『手ぶくろを買いに』

作・新美南吉

絵・黒井健

先週に引き続き、偕成社さんの

日本の童話名作選シリーズより。

教科書でもお馴みの

(今でも掲載されているでしょうか?)

新美南吉さんの童話ですね。

ここで紹介するまでもないのですが、

個人的に黒井健さんの絵に思い出が

ありまして・・・。

狐の親子が棲んでいる森にも

寒い冬がやってきました。

子狐にとって初めての雪でしょうか?

降ったばかりの真綿のような雪の中で遊んで

洞穴に帰って来た子狐。

「母ちゃん、お手々が冷たい

お手々がちんちんする。」と言って

牡丹色になった両手を母さん狐に差し出します。

夜になり、母さん狐は町まで行って

坊やの手に合う毛糸の手ぶくろを買おうと

親子で出かけます。

ところが、母さん狐は町の明かりを見た途端

怖気ついてしまいました。

以前、お百姓にさんざん追いまくられ

命からがら逃げたことを思い出したのです。

どうしても足の進まない母さん狐は

坊やだけを一人で町まで行かせることに

しました。

母さん狐は坊やのお手々の片方を

人間のかわいいお手々に変えてしまいました。

その手に二つの白銅貨を握らせて

「表に丸いシャッポの看板のかかっている

家を探すんだよ。その戸の隙間から、

こっちの手、ほら人間の手を差し入れてね

この手にちょうどいい手袋頂戴って言うんだよ」

と教えました。

「人間は相手が狐だと分かると手袋を売って

くれないんだよ。それどころか摑まえて檻の

中に入れちゃうんだよ、人間ってほんとに

怖いものなんだよ。」とも・・・。

子狐は母さん狐教えられた通り

帽子屋さんの戸をトントンとたたきました。

戸がゴロリと開いて光の帯が伸びました。

子狐は店から漏れるまぶしい光に面食らって

思わず狐の手を差し込んでしまいました。

「このお手々にちょうどいい手袋下さい。」

帽子屋さんはおやおやと思いましたが

「先にお金を下さい。」と言って

子狐の差し出した白銅貨が木の葉では

無いことを確かめると、子供用の手袋を

子狐の手に持たせてやりました。

帰り道、ある窓の下を通りかかると

優しく美しい人間のお母さんの

子守歌と子供の話声が聞こえてきました。

それを聞いた子狐は急に母さん狐が恋しくなって

跳んで行きました。

坊やから狐の方の手を差し出して

手袋を売ってもらったことを聞いた

母さん狐は「まあ!」と呆れましたが

「ほんとうに人間はいいものかしら。」と

繰り返しつぶやきました。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

どうでしょう?素敵な絵ですよね。

黒井健さんの画集をプレゼントされたことがあります。

今の旦那から・・・。

遥か昔のお話です。

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