こんにちは😃くわばらです。
さーて今回の絵本は?
「ちいさな くれよん」
篠塚かをり/作
安井 淡/絵
折れて短くなってくずかごに捨てられた黄色いクレヨン。
「僕はまだまだ役に立つ!」と、外へ出かけます。
洗って外に干された坊やの靴。
クレヨンが話しかけると黄色いヒヨコ🐥のイラストが
「いつもゴシゴシ洗われてもう消えそうなの…」
と泣きそうな顔をしています。
「じゃあ僕がキレイにぬってあげるよ」と
ヒヨコをキレイな黄色に塗りました。
門の側にオモチャの黄色い自動車🚕が
ポツンと止まっていました。
クレヨンが話しかけると
「僕が古くて汚いって坊やが遊んでくれないの」
と寂しそう。
「じゃあ僕がキレイにぬってあげるよ」と
自動車を綺麗な黄色に塗りました。
道端の小石に出会ったクレヨン。
小さくなって捨てられた事を嘆くと、小石は
「ちびだってキレイな色なんだからいいじゃないか!ぼくも
キレイな色になりたいな」
「じゃあ僕がキレイにぬってあげるよ」と
元気よく小石を塗ってあげました。
日が暮れて空にお星様が光り始めました。
クレヨンはひかりがとても弱い星を見つけて
「僕、お星様を塗ってあげたい。こんなに小さくなったけど、
僕の体全部使って塗ったらきっとあのお星様、明るくなって
元気になると思うよ!」
クレヨンは夜空に向かって真っ直ぐ飛んで行きました。
初版発行は40年以上前。
長年愛されるお馴染みの絵本です。